つけ麺 道@亀有

ようやくめちゃめちゃの宿題店来れた!
道→マタドールっていう連食コースは今までずっと温存してて、それをとうとう実行する日が来た・・・
自分の麺活においては結構重要な日となること間違いなしです


まず、亀有の道。
こうじ屋グループの一番槍です。
25歳かな?若い長濱洸也店主が修業して開いた店が今では行列店になりました
いろんな番組でこの店は見てきてるからどんな店かも知ってるし、この若い店主がどんなにできた人間なのかも知っている
味もさることながら、半ば店主目当てで来訪した


11:45到着、外待ち24人
開店15分後でこの並びです、平日だけど正直甘く見てたわー
もっと少ないと思ってたー
この店、完全4人入れ替え制なので4人ずつ列が減っていきます
しかし、圧倒的に回転率が悪い
その理由は後で分かるんですが。
50分くらい並んでようやく列の先頭集団へ
店から女性店員が出てきて、人数を伝えて食券を買うように促される
この店員さん、店主の長濱さんに激似なんだけど・・・妹かな
でもいろんな番組観てきた限り、奥さんだと思うんだけどなぁ。
妹が働いてるなんて知らないけど、でもそれにしても超似てる
まぁ多分奥さんなんだろうけどねw
素つけ麺がトッピングは日替わり薬味とネギだけで500円、普通のつけ麺が750円、特製が950円。
並盛200g、中盛りが300gで50円プラス、大盛り400gで100円プラス。関係あるのはこのへんかな?
普通ならつけ麺大盛りでも頼んでたとこだけど、なにせ連食するし、この店ならではの「素つけ麺」ってのがやっぱり喰っておきたかったので、「素つけ麺(500円)」の食券を押した
食券を手渡す時の女性店員との会話
(Y´∀`)< あつもりでお願いします
「・・・お客様、ご来店は初めてですか?」
(Y´∀`)< あー、はい。。(やっぱりひやもり勧められるか・・・)
「初めてのお客様にはひやもりをお勧めしてまして・・・」
(Y´∀`)< じゃあひやもりでお願いします!
こうじ屋グループのレベルが高いであろう小麦モロの麺は確かにひやもりで喰った方が旨いっての知っててあつもりって頼んだので、ひやもりにすることには全く抵抗なかった
あつもりにすると本当に風味が損なわれるからね
ってことで、素つけ麺200gひやもり
13時くらいに店の中に入れたかな?
店の中には、いろんな雑誌・テレビの各賞と山岸さんの「参った」認定証などが飾られている
あとは、大盛り以上だとスープおかわり自由だとか、スープ割ありますとか、スープ温めなおしますとか、麺茹でる時間が12分かかっちゃうから許してね、とか。
最後の注意書きが長かった。
「麺茹でるのに12分かかってしまいます。店の命とも言える回転率も悪くなります。それでも美味しいものを出したいのでご容赦願います」的な。
この店の特徴出てるな〜。本当にこういう店は大好きです。
売上至上主義じゃなくて、商品のクオリティと接客を大事にする店。
俺が思い描く理想の外食店です。
店の外には、並んでる人用に冷たいお茶が用意されてるし。
水のコップも陶器の高級そうなもので、しかも冷蔵庫から出してるのか、気候を考慮してなのか、コップまで冷えて出てきた。こういう配慮!
4人×2ロットで、L字カウンターの中んは長濱店主。
イケメン坊主で見た目も爽やか、ちゃっちゃと仕事してるから好感度も高いです。
首から下げてる、木彫りのネームプレートもおしゃれです。
カウンターの上にお盆が置かれ、そこに次々と皿が置かれていきます。
「失礼します、こちらお先にネギになります。」
「こちら、本日の薬味は自家製の柚子胡椒となっております。お好みでお試しください!」
「ただいまスープお出し致します、もう少々お待ちください。」
一言一言テキパキしてるなー。作業に追われてるから客の目を見て言う暇はないけど、もし客の目を見てもっと丁寧に言ってたら10000点の接客
客全員が店主の動きに見とれてて、まさにショーです。
麺をよそる平皿を冷蔵庫から出し、模様の向きを4つ全て揃える。
麺も4人分一気にあげて、冷水でしめて、ざるから分ける。
綺麗に麺を横流しして見た目の美しさを追求する。
「並盛のお客様、お待たせ致しました。こちら麺ですねー。」
「こちらスープです。器お熱いのでお気を付け下さい。」
丁寧!
スープよそって、ひとまず器ごと電子レンジにいれて、それから麺あげの作業にうつって最後に熱々のスープを出す、という工程でした。
レンチンする意味あるのかえ?と少しは疑問に思った。
順序逆にすればいいんじゃないかえ?最後にスープよそればいいんじゃないかえ?
レンチンすると油が浮上するし、表面に膜張るからどうなんだろうと思いながら、一式揃ったお盆を目の前におろす。


写真撮るの難しい!!!至福!!!

ひとつずつ思い出して慎重に書いていこう・・・
まず麺や。
一本箸で掴んで喰う。
さすがだなあああああああうまいわ
小麦!もちもち!
太さ!柔らかさ!完璧!
ひやもり勧めてくれた店主妻まじでありがとうかわいいよ
一本喰った瞬間、この麺なら450gは喰えると確信
並盛にしたのを若干後悔したのであった
んで、スープ飲むかー
箸にちょっとスープつけて飲んでみる
おいしー!
豚骨魚介のジンジン度!
魚介が強いとか、豚骨が強いとか、そういうベクトルじゃ測れないような気がします
何よりもまず、旨味が強い!
豚骨らーめんじゃないのに豚の甘みが感じられるってのは、それほどうまく豚を使ってるということでしょう
全然ドロドロしてて濃厚じゃないのに麺との絡みが抜群でしっかりと麺に味がくっついてくるのには驚いた
スープは少しとろみあるかなーくらいなので、喰ってても全くくどくありません
すごいわ、これは。豚骨魚介というありふれた味なのにここまで行列できる理由がわかったわ
店主の動きとか接客もいいから気分よく食べれるし。
麺200gのペースを非常に考えてしまう
50gくらい喰ったところで、ネギ投入
このネギ、処理が軽いから普通にそのまま喰うと辛いんだよね
だから普通のらーめんだと、くどさを取り除くためのお口直しなんだけど、このつけめんの場合は口直しが必要ないw
ってことで、このネギをスープにどっぷりつけて喰うと、普通に甘く味わえます
素晴らしい!
麺と一緒にネギ喰いました
さーて、残り120g
ここで自家製の柚子胡椒をちょっとなめてみます
うん、普通の柚子胡椒だ!w
でもこれを自家製で作っちゃうっていう、この店の創作意欲ね。あっぱれ。
ただ、いかんせんスープの味が強すぎるので柚子胡椒を相当量つけないと口の中でピリっとしません。
がっつり箸にとって勇気出して口の中に入れるとピリリとアクセントになります
まぁこれはこれでうまいわな!
柚子胡椒普通に好きだし、日替わりがこれで良かったかもしれん。
さて、残り70g!
ここで、熱々のスープが恋しくなったので忙しそうな店主に申し訳ないと思いつつ、スープ温めなおしを頼みます。
安定のレンチン。
やっぱり表面に油が浮いてしまいます。でも致し方なし
やっぱり豚骨魚介ジンジン度はんぱない!おいしい!
そして最後のもうひとアクセントです。
卓上のフルーツ酢!
リンゴやレモンが入っている自家製の酢を少しスープに垂らして味を変えます
まずれんげにとって、ズズっと飲んでみると普通に酢だからむせてしまった
少しだけスープ入れてかき混ぜると、、、う〜ん、フルーツっぽさ出てねぇな
ただの酢だ
あんま変わらん!
ってことで、70gはスープが熱いうちにラストスパート!
最後の10gはやっぱりスープにつけずに麺だけで喰いました
うまかった〜
スープ割りも頼みまして、最後まで堪能させて頂いた
スープ割りすると万能ネギかな?また新しく追加されてるのでそういう小さな心意気も嬉しい
さすがのサービス精神ですね
最後、「ごちそうさまです!」の後に「おいしかったです!」と言ったのは実に久々
店主のにこやかな笑顔が印象的でした。


90点
素晴らしい、の一言。
もし私が将来飲食店を経営することになったら、本当にこの店を模倣したいし、現時点で飲食店で働いている身として尊敬する
本当、素晴らしい!
味、接客、雰囲気(内装や食べ始めるまでの空気など)。この3つが全部揃ってるわ。
味だけがうまい店なんていくらでもあるけどね。ここまでいろいろと気配りできてるとなると、これはすごい
回転率は悪い、1日に入れることのできる客の数も少ない。でも、一人ずつの満足度は絶対的に高いと思うのでリピート率はとてつもなく高いでしょこれ
からしばらくはこの行列ってのは絶えないと思う。
いやー。すげぇよ。
さらに、月曜と火曜は塩の日として塩も作っている。
これだけ繁盛してるのに創作意欲もあるっていうことね。これにびっくり。
天才が向上心持って努力してたらそりゃいい店になるわ。
大 絶 賛
いやー。こんな行列店再訪したくないけど、また塩の日でもそれ以外の日でもいいから行きたいわ。
本当に素晴らしい店です。
久々に90点あげます。