武蔵家@吉祥寺

8/29分です


確かこの日は、早稲田生が大好きでお馴染みの武道家の吉祥寺店がオープンしたのです。
吉祥寺の家系といえば歴史は古いです。
ちょっと簡単におさらいしてみましょう。
もう10年以上も前、ガード下に武蔵家という家系ラーメン屋が誕生しました。
なんと当時一世を風靡していた神奈川の六角家の姉妹店だというではないですか!
それはみんなこぞって行きました。
特徴的なしょっぱいスープに吉祥寺は震撼。
「うまい!」という人もいれば「無理・・・」っていう人もいました。
しかし確実に、中毒者を増やしていった。
そんな中、この武蔵家は迷走を始める。
すぐ隣に定食屋(確かバナナの看板がついていたような)を増設し、らーめんそっちのけで利益追求に走ったのだ。
その食堂もすぐに「武蔵家別館」と名前を変え(変わったのは看板だけかもしれぬ)、さらには閉店という迷走っぷり。
そんな武蔵家のオーナーの経営方針に違和感を感じたスタッフは、そっくりそのまま武蔵家を辞めて吉祥寺のさらに駅近くに「洞くつ家」という店を新設した。
そして武蔵家は六角家の姉妹店という肩書きを没収され、代わりに洞くつ家が六角家の姉妹店ということになった。(これは今でも洞くつ家の店頭に表示あり)
こうして吉祥寺は武蔵家・洞くつ家という2つの家系ラーメン屋が共存する町となった。
武蔵家も別館を畳んでから経営が持ち直し、洞くつ家と人気を二分するようになった。
中野に本店を置き全国に支店を持つ武蔵家とか関係ないながらも「吉祥寺の武蔵家」としてその名を馳せるようになっていった。
もちろん洞くつ家にもファンは多く、ラーメンSHOWで直系の店とコラボしたり夏季限定でつけ麺を提供するなど、その地位を築いていった。
武蔵家は去年6月に駅の反対側、マルイすぐ裏に移転しリニューアルをはかる。
駅の東側と南側、両者が吉祥寺の家系ラーメン文化を形成していく、はずだった・・・。
(若干の記憶違い&事実と異なった表記があるかもしれません。ごめんなさい。)
それなのに。
道家が突如吉祥寺に出店決定した。
それも、立地がえげつない。
駅から武蔵家に行くためにはマルイ方面へと行くために井の頭通りを渡らなければならないが、武道家はなんと井の頭通りを渡るその直前にオープンしたのだ。
武蔵家との距離は目と鼻の先。井の頭通りを挟んで、お互いの店の位置が見えるほどだ。
これに憤慨した吉祥寺のラーメン屋店主達の一部。
あまりに露骨すぎるその出店に、武道家には冷ややかな視線が一部から注がれた。


そうして迎えた、武道家オープン日。
武蔵家は大胆なキャンペーンを行う。
「移転1周年記念、ラーメン一杯300円」。
もう火花をバチバチと飛ばしているのだ。
売られたケンカを見事に買った構図。
移転したのは去年の6月。
それを8月ももう終わろうかというこの時期に1周年キャンペーン敢行。
オープン1周年ならわかるが、移転などそこまでめでたくもない。
しかも1杯300円という強気な値段設定。
これは武蔵家を応援する意味も込めて行かなければならない!
そう思って、初日に行って参りました。
といってもこのキャンペーンは客全員に適応される訳ではなく、このキャンペーンの内容をfbでいいね!押した人が対象。
しかしそれはあくまで建前で、いいね!を押していなくてもキャンペーン内容さえ把握していれば300円で食べれてしまう。
食券機の一番右下の隅に「チラシ300」というボタンがあるから、それを買えばいいだけの話である。


20:30到着、店内待ち3人
華麗に「チラシ300(300円)」の食券を買う
すぐ後ろの男女混合グループはみな630円の食券を買っていた
教えてあげても良かったんだけど、それでは武蔵家を応援することにはならない・・・
彼らには330円ずつ余分に払ってもらおう・・・!すまない!
ってことで、かためこいめすくなめ。
この日から「スタバラ」という、キャベチャーに並ぶサイドメニューも新商品として登場
牛すじ煮込みの豚肉verのような感じですかね。


300円でも量は変わらんぞー!

ふー、旨かった。
武蔵家がんばれ!という気持ちを込めながら食べると、不思議といつもより美味しく感じるね。
点数割愛。お疲れ様でした。
武蔵家まじがんばれ武道家なんかに負けるなよ!
洞くつ家はマイペースでのんきにやってるのかな・・・w