支那そば あおば@武蔵境

せっかくの休日、どこかにらーめん喰いに行きたかったので近場のこちらへ
自転車で約12分で着きました
意外と近ーい
ちなみに中野にある青葉とは全く関係がございません


荻窪春木屋を開業した、あの佐野実氏の弟子が店主ということで
だから支那そばというのが店名についてるのですね
昔ながらの醤油らーめんが堪能できるハズです


12時半到着、満席、列なし
すぐに席は空いた
キリが良かったから、1000円のチャーシューメンをいかにも頑固そうな店主に注文
お水はセルフです
水をカウンターの端っこに取りに行く時に厨房をガン見しました
アホみたいにデカい寸胴が3つ
前に何かの本で読んだけど、同業者が他のらーめん店に行くと寸胴をよく見るそう
小さい寸胴でチマチマやってる店は何か信頼出来ない、大きいところはごまかしのきかない正真正銘のラーメンだそう
それを読んでから寸胴は絶対に見てる
おおきいと安心するのです
頑固オヤジにギロリと睨まれたのですごすごと座席に戻る


チャーシューメンがすぐに出てきた
今回はめぼしい画像がネットに落ちてなかったから初めて自分で写メ撮った

非常にボリューミーでうまそうである
見た目は豪快


さてスープいただきます
ズズズ・・・熱い!
表面に油の層が出来てるタイプでずっと熱々
うん、鶏ガラ一本勝負のスープですね、鶏の旨味がガツンと来ます
店内には名古屋コーチンのポスターが貼ってあるからおそらくこれなんでしょう
見た目こそ豪快だけど味は本当に上品
なんだろう、さっぱりはしてないですよ、してないしてない
でも「濃い」んです。濃厚って言うと語弊ありそうだけど、スープが濃い
こんなに味がグァーってくる支那そばは初めて喰った
味が薄いのを「さっぱり」と言い訳してるような支那そばとは訳が違う
これが支那そばのひとつの究極なのかもしれない
麺も自然とうまく喰える
しかもいつまでも熱々だから本当においしいのだ
夢中で麺を喰らってしまって、海苔と一緒に麺を喰うっていう恒例行事忘れてしまった
実に細ストレート麺が合いますね、ええ
麺がダマになっていた部分があったのが多少気になりましたけど


さて注目のチャーシュー
大判チャーシューが3枚、バンバンバンと入ってます
ほほう、箸で裂ける程度の柔らかさです
パクッ。うん、合格点
味も染みこんでいてうまいですけど、正直800円のラーメンで十分かなという感じ
でもまぁうまいですよ


最後、大量のスープを堪能しようと思うと、店主がまだ立って待ってる客の分の注文も聞いて作り始めた
あぁ、そろそろ僕が立席するって仮定か
と思いながらスープ飲んでると、もう店主は次の客の分のスープに麺を入れてるではないか
やばい、もう提供10秒前だ!と思ってスープ残して急いで席立ちました
一応僕も客なんだから、店からそういう無言のプレッシャーをかけられるのは気分が良くない
頑固オヤジだからこそ成せる技なんだろうけどねぇ
1000円札をカウンターに置いて振りかえると行列が出来ていた
合計8人。まぁ僕もゆっくり食べすぎたんでしょうか
にしても少し納得がいきません
あのスープ飲みたかったな(´・ω・`)


そういったことも全て加味して79点。
店主の人柄に多少問題アリな気もするけど味自体は本当にうまい
ラーメンの原点を味わったような気がした
客層を見ても年配の方が非常に多い
そういう方が昔懐かしいラーメンを喰いに来てるのかも
僕みたいな若者にはその気持ちは分からないが
でも本当に旨かったでした
こういうラーメンを喰うとつけめんとかが邪道に思えてくる
豚骨ラーメンすらも邪道に思える
まぁ喰うけどね


帰り、近くの武蔵野大学が学園祭で賑わってた
学生証を首から吊り下げてひとつおにゃのこひっかけちゃおうかとも思ったけど、
昨日リンスしてなくて髪ボサボサ
着てきた服はどうでもいい服
なにしろ顔がキモい
ということで諦めて、ガラ悪い武蔵野大学の生徒にガンつけられて帰りました
おー恐かった


今度はチャリで田無まで行こうか