Japanese Soba Noodles むぎとオリーブ@東銀座

2/18分です


やって来ました、問題店。
突如東銀座にOPENした店です。
最初その店名聞いた時は、蔦の分店かなにかかと思いました。
が、違うということを知った瞬間、ムムム?と。
いろいろとヤバイことが分かってきました。
このエントリーでは、この店がいかにラーメン業界、それも都内のトップクラスの店主達に喧嘩を売っているのかを説明したいと思います。


まず店名ですよね。
蔦とソラノイロのいいとこ取りのような感じ。
真実は定かではないですが、おそらく大西さんや宮崎さんの許可は取ってない模様。
そして麺は今都内でブームが起きている棣鄂。
ラーメン業界の最も熱いニーズを早速取り入れるあたり、店主のアンテナは敏感なのかなとも思いますけどね。
まぁ敏感じゃなかったらこんな店名にしないわな。
ってか「むぎとオリーブ」の「小麦と肉」感。「豚とこむぎ」感。
12:00到着、店内待ち4人。
「鶏SOBA(850円)」の食券、、というか二郎と同じカラーの札ですね。
店主は二郎も好きなんでしょうか?
そして銀座という立地で「SOBA」という表記。
これは銀座 篝のパクリと言う人は言うでしょうねぇ。言いがかりだとは思うけどw
店員さんは緑色の明るいエプロンで統一してあって色調豊かな店内は・・・ソラノイロっぽいですかねぇwこれも言いがかりw
そして何よりやばいと思うのは、サブメニューが「蛤SOBA」であること。
これは・・・いつか実際に食べてみて検証しなければならないですね〜。。
ということで、店主は確実に業界のトレンドを熟知しているよ。それも最先端で。
それでいて業界にケンカ売ってる。これ、絶対に好意的には思われないだろうなぁ。強気。
でも客層は広いし、早くも東銀座という場所で人気店になってるなぁという印象です。
麺以外の素材に目を向けると、小豆島の醤油を使用。うーむ、くろ㐂。
まぁ低温調理のチャーシューはいまやどこでも当たり前だからツッコミどころではないな。
周りの客は具の浅利の殻入れとして小皿を使っています。うーむ、優創。
まぁいざ実食といこうじゃないか。


着丼!香り!

醤油と鶏を凝縮したかのような香りがスゴイ。
もうこれ嗅ぐだけで20円くらいの価値はありますわ。
スープはというと・・・ちょっとカエシが強く出すぎかなぁ。やりすぎちゃってる感じすらある。
ただね、悔しいけどめちゃめちゃ美味しいよ。
れんげの中で鶏油と醤油スープがうまくマリアージュしてるのが素晴らしいね。
最近だと、なな蓮@日本橋のカエシ感に驚いたけれど、それを軽く凌駕してるね。果たして一般受けするのだろうか、こういう醤油をお湯で薄めたみたいなスープは。
ただ、このカエシの風味を増長させているのが鶏油のようですね。表面の鶏油が少なくなってくると鶏のクリアな旨味が増してきます。こうとなれば、今流行りの清湯鶏醤油らーめんですねw
まぁこの表面の香味油は本当に鶏油なのかという疑問もありますが。多分鶏油。
さて麺。
麺屋棣鄂の麺は本当においしいね。この妙な歯切れの良さの秘密を知りたい。
ただ、どの店でも棣鄂の麺は食感が同じだからそのうち飽きそうではあるなw
利き麺したら、棣鄂の麺は一発でわかる自信すらありますw
さてトッピング。
まず、鰹節がひらひらと舞ってるんですね。焼きそばかよと。これ要らない。口の中に鰹節がひとたび入ると、せっかくのお上品な風味を全てかき消してまで鰹節のチープな風味が独占してしまう。もったいない。
そして、素揚げされて結ばれている細長いなると。まぁ普通のなるとよりは美味しいかもしれないけど、味のない油揚げという感じでそれ単体で美味しいかと言われたら微妙。しかも客層で女性多いんだから、無駄に素揚げしたりするのは好ましくないよなぁ。
メンマの代替扱いとして、オリーブオイルで揚げられた山芋が入ってます。おいしかったよ?おいしかったけど、山芋がなぜメンマの代替になるんだ?w
ムネ肉のチャーシューは外さない旨さ。
豚ロースのチャーは薄いから食感では低温調理ならではの恩恵を逃していたが、味は秀逸だったと思います。
さてまだまだ続く、この一杯のレポ。後半戦に突入です。
卓上にね、エシャロットのオリーブオイルがあるんですよ。
後半にこれをスープに入れて味を変えろというお達しです。
エシャロット大好き人間こと僕ですから、これは楽しみです!
それに未知の領域ですしね、否が応でもテンションあがります。
触るとベタつく瓶もこの時ばかりは許しました。
いざ、投入・・・!
あれ、、、?すっぱい?もしかしてすっぱい?
なんか、、フルーツ酢と大差なくね?
もっと香ばしい油を期待していたんだけど。
期待ハズレだったなぁ・・・がっくり。
スープにはたいして影響を与えず、麺すするとフルーツのような酸っぱさがプラスされるというなんとも言えない感じに。
これは不要な味変ですわ。
ちょっと残念な気持ちになってティッシュで手を拭きながら汁完。


79点
いろんな意味で問題児だったなぁ・・・w
この一杯に対する評価としては、CPが悪いというのがまず気になるところ。
でも味は確かですよ。
ぽっと出の新店でこの味のクオリティ出されちゃ、世間にあるほとんどの店は泣いてしまうよ。そんくらい美味しかった。蛤SOBAも素直に食べてみたいと思ったよね。
ただ、流行りを詰め込みすぎじゃないか?
それも、いろんな店が築いてきたオンリーワンの価値を言葉は悪いけどパクる形で。店名なんて特にやりすぎ。
唯一のアイデンティティみたいなとこあったエシャロットオリーブオイルが微妙というオチまで用意してくれて。
今後フリークからどういう評価を下されていくのか、そしてどういうレッテルを貼られていくのか。さらには、店主間ではどういう評判を得ていくのか。
特に後者は気になるところではあります。
今は店主間のコミュニティというか間柄がだいぶ詰まってるからね。それも、旨い店は旨い店同士でくっついてる印象。
この店の店主が店名の問題を乗り越えて蔦と仲良くやる姿が想像できない。大西さん、気を良くしてないだろうなぁ。
いろいろな意味で穏やかではない店でした。
ただ、フリークや店主から支持されないとしても、周りを見る限り一般大衆にはものすごく受け入れられてる印象でした。美味しい美味しい言いながらみんな食べてたよ。実際おいしいものね。
それこそオリーブオイル入れたり、あさりの殻を小皿に入れたりと普通の人にとっては異文化だもんね。そりゃ面白いよ、喰ってて。
味はハイレベルであって、ラーメンを食べるという行動の中に面白さを織り交ぜて価値を提供しているという点は素直に認めなくてはいけないね。
私は今年中に店名変えてリニューアルオープンすると予想しますけどね。そうじゃないと業界内から天誅喰らうよ。


・・・と思ったら、RDBでは店名が「Ginza Noodles むぎとオリーブ」になってました。
正式に変わったのかな?
ちゃんとした情報得る気力ないから調べないけどw
でも3/13にも蛤soba食べに行ったんだけど、その時は店名変わってたようなイメージはなかったけどな。
知らないうちに変わってるのかな?
まぁその方が賢明だね。
俺が蔦やソラノイロの店主だったら苦情のメール入れるもん。



(Y´∀`)< なんか店への分析がシューカツ生っぽくなってて気持ち悪い。「価値の提供」てwww