播磨坂 もりずみ@茗荷谷

11/8分です。


つい先日、もりずみキッチン@後楽園に行ってなかなかがっかりさせられました。
しかし、それを覆す可能性を秘めたお店が、かつてちゃぶ屋があった護国寺近辺にオープン。
その名も「播磨坂もりずみ」。
森住さんの手がける新店です。
もりずみキッチンはこの店のための踏み台、というか序章のためだけにあるのではないかと思うかのような、そのらーめんのビジュアルと店の外装・内装。
10/17にプレオープンし、10/25にグランドオープン。
立地もオシャレ、店内もまるでレストランかのようということで一人で行くのを渋ってましたが、とうとう11/8に行って参りました。
こういう店は行列店になる前に行くことに価値がある。
店の外に長蛇の列ができてしまったらせっかくの景観が台無しだ。


茗荷谷駅を降りて水道橋の方に少し歩き、播磨坂という落ち着いた雰囲気のある坂を下りきるとまるでフランスの街並に溶け込んだケーキ屋さんのような4階建の綺麗な建物に出会います。
そこの一階、ガラス張りのテナントがまさかラーメン屋だとは誰も思わないでしょう。
想像以上の外観に思わずびっくり。
勇気を出して重い扉を開けます。
13:50到着、先客4人
すぐにスーツ姿(だっけ?)の女性が案内してくれて、テーブルかカウンターを聞かれる。
テーブルはわりかし混んでたからカウンターにしました。
というか、先客は全員老人。
近くに住んでるお金持ちの老人でしょうねぇ・・・
ちゃんと背もたれのある椅子に座り、思い切りガラスが目の前にあって外から丸見えのカウンターに座ります。
メニューを女性店員に手渡されますので「醤油煮玉子らぁ麺(998円)」を頼みます
値段が高いのはご愛嬌
キッチンもりずみが高いのは謎でしたが、この店が高いのはもうやむなしというか。
だってもう外観・内装の時点で圧倒されています。
ワイングラスで水を飲むらーめん屋が他にありますか?
広々としたキッチンでは男性二人。
雰囲気としては、これからワインでも頼んでフルコースで料理を食べるかのような。
卓上にあるのはウェットナプキンくらいです。楊枝なんてない。
もうひとつのメニューの塩糀らぁ麺は再訪した時にしっかりと一杯食べたいね。


はぁ〜上品。

いわば小学生の時のお道具箱のように、テーブルの厚みのある部分の引き出しを引くと箸が入っています。森住さんお得意のお箸収納方法だそうで。
さていただきます。
もうなんか味忘れてるけど。気が動転してて。
まったりとしたカエシに煌びやかな鶏油。
醤油主体の実においしいスープです!
麺は低加水のやや伸縮性のある細麺
柔らかく、かなり弱いので箸で持ち上げようとするとプツンと切れてしまいそうでちょっと食べづらいくらい
こういう麺はあまり好きではないんだよなぁ正直。
町田時代のロックンのような。一歩間違えると素麺になりそうな麺。
麺とスープのバランスは改善されることを願います。
これだとスープが圧倒的に勝ってる。
メンマにはカエシが染み込ませてあって、醤油の味そのもの!
鰹節出汁で戻してるメンマとかはあるけれど、ここまでカエシの味付けが強いメンマは初めてかも!
玉子もお上品で、半熟よりやや固茹で、といったところでしょうか。
安定の汁完。
丼の底には「Thank you」とかが書いてあったような。女性のキャラクターと吹き出し


76点
でもなんか、点数以上の満足感だなぁ。。
普段の麺活では味わえないような空間を堪能できる、という点で素晴らしい。
ラーメン好きも満足、普段ラーメンなんて絶対に食べないような層にも行ってもらいたい。
厚手の黒い革の伝票バインダーをレジに持っていってお会計。
本当にレストランだなぁ。。
大切な人と行くことをお勧めします。



(Y´∀`)< 心機一転、前に進んでいきます。