Japanese Soba Noodles 蔦@巣鴨

7/30分です


小麦ヌーヴォー第2週です!
今週は乾麺ではなく、生麺です!
普段慣れ親しんでいるのが生麺である分、どれだけ普段と違う感動を得られるかというところに注目ですな!
乾麺と違うところは、乾麺はとれたての小麦を佐藤養悦本舗が謹製していましたが、生麺の場合は小麦のみをそれぞれの店に卸して製麺や製粉の作業はそれぞれ店で受け持つということ。
なので麺の形状などにも個性が出ることでしょう。


とりあえず、行列覚悟で蔦に行きましょう!
11:10到着、シャッター14人
やっぱり並びますね!
蔦の限定はこの日が初日ということで限定ハンターで店の前が埋め尽くされています
限定25食か30食だったのでとりあえず小麦ヌーヴォーにありつけることは確定したので一安心
20分少々で店内に入れました
「小麦ヌーヴォー2013 〜旬の彩り〜新小麦のつけそば(980円)」の食券買ってドヤ顔で店員さんに渡します
少々お時間頂きますがよろしいですか?と言われる
後客のレギュラーメニューよりも遅く出てきたけど、まぁしょうがないか
それだけ時間かかるほど手のこんだメニューなんでしょう!
厨房には大西さんら3人いてせっせと作っています


これが蔦渾身のつけそば!

まずざっと紹介しますか。
麺の丼の縁についてるのはカシスマスタード
大西さんいわく、今の流行りは丼の斜め手前につけるんだそうです。
俺は写真から一番遠い奥に配置するのが綺麗だと思うんですけどねw
スープは、
「つけ汁にはグリルした夏野菜をメインにカシューナッツペーストで麺との絡みを良くし、
ポルチーニオイルとオリーブオイルで香り付けに。
ポルチーニパウダーで土っぽさを演出。」
とのことです。
「土っぽさ」なんていうワードから推測するに、山でとれる食材をテーマにしてるんでしょうか。
さて、蔦の店内で打った自家製麺から頂きます。
中細麺ですが、噛んでも噛んでも小麦の風味がなくなりません。
なのでいつもの3倍くらい口の中で噛む時間が長いw
冗談じゃなく、3倍くらいです。
口いっぱいに広がる!という感じではなく、小麦の風味がギッシリ詰まっている感じ。
少しだけカシスマスタードをつけてみると、イタリアンのような味になりますね
思ったより「酸っぱい!」とか「カシスの味!」といった感じはありません。
面白い食材だと思った!他の場所でも出会いたいね
さーてスープ。
確かにポルチーニの味を中心として洋風チックなスープです
パウダー由来の土っぽさでざらっとした食感も見逃せないですね
カシューナッツペーストってなんやー!
でも確かにスープの奥底ではナッツの味がしたような・・・
肝心の麺とスープの相性ですが、悪くなかったでした。
この国産新小麦を使った麺を洋風スープで頂くという対比が面白いですね!
モチっというか、歯切れが良い麺です。
飲み込んだ後もなお口の中に残る小麦感。
これはすごい。
さて、このつけそばにはスープ割りがありません。
その代わり、〆のご飯がついてきます。
「〆の小麦ヌーヴォーのホワイトソースひと口ご飯
小麦ヌーヴォーでホワイトソースを作りました。」とのこと。

小麦ヌーヴォーで作ったホワイトソースってなんや・・・?
とりあえずおっしゃれーなこのご飯をスープに投入するとこんな感じ。

このムースはクリームチーズみたいですね!
よくわからんがとりあえずおいしい。
もうこのつけそば、俺の語彙だけで説明できる範疇を越えてるよ!!!
この〆ご飯に関しては大西さんに神が降りてきたと言っているけど・・・
レベルが高すぎてわかりませんw


77点
めちゃくちゃおいしかったことには変わりないんだけど、スープの軸がよくわからなかった・・・
このスープは麺の良さを生かせているのか?と。
それと同時に、この小麦ヌーヴォーを迎えるにあたって店主の性格とか目指しているものが如実に表れるなーとも思った。
例えば先週の七彩。麺の良さを思う存分楽しんでもらいたい!ということで、麺以外の要素はほぼ極限まで抑えていた。だからこそ麺の良さをダイレクトに知れた。
対して蔦のつけそば。
麺以上にスープであったり〆ご飯のキャラが強い。
「この麺の良さを知ってもらおう!」ではなく、「この麺を使って最高の一杯を作り出そう!」といったような気概を感じました。
大西さん本人もついーとしてたけど、「シャバつけめんもここまできました・・・」と。
これも大西さんの自信の表れでしょうね。
俺はどうせこんな新小麦の麺ならばその良さを噛みしめたいと思う側の人間なので、もう少し麺以外のキャラは抑えてもよかったのかな?と思います。
大西さんの作るらーめんが旨いだなんて今更小麦ヌーヴォーで証明しなくても、みんなもう知ってるよ。
ちなみにこの日、喰ってから帰るまでの後客に知り合いがたまたま3人いました。
ほーら、みんな蔦に集まるんだよ。