らーめん ぺぺ@三鷹

7/22分です


楽々にて、このお店の存在を知りました。
味などはとにかく度外視してもらって、とにかく奇妙なお店だということ。
外観はまるでらーめん屋だという雰囲気はなく、看板すら出ていない。
そして営業時間が、お昼は12:00〜13:30。
夜は21:00〜25:00らしいのです。
しかし、こんな良くわからない店でも常連客を中心に繁盛してるらしく。
時代と逆行した値段設定も面白いということなので是非行ってみてと楽々のスタッフにオススメされたので行くことにしました。


22:05到着、先客7人
外観は本当に何もないですねw
暖簾もなければ看板もない。のぼりもない。
ガラス戸なんですが、そのうち3分の2は内側からカーテンしめられていて暗いし、入り口の重い扉から差し込む照明でしか店を確認できませんw
営業終わった床屋さんのような感じw
んで、入り口の引き戸に「営業中」の札がかけられてて一安心w
なんで店の中に「ぺぺ」と書かれた看板があるのだろうw
これを道に出さない理由あるのかな?
でも、出さなくても店内は賑わってるので出す理由もないか・・・
店内は広い食堂スタイル。何ひとつ飾り気がありません。
L字型カウンターとテーブル。
そわそわしながらカウンターに座ります。
そして「ワンタンメン(500円)」を注文します
この値段設定ね!
デフォのらーめんで400円、ワンタンメンにしても500円!安い!
滅多にワンタン食べない私でもこれはワンタンメン注文しますわ
しかし、常連客からはむしろらーめんよりも定食メニューの方が人気っぽい。
麺類と定食頼む客は半数ずつ、といった感じでした。
生姜焼きから肉ピーマンたけのこ細切り炒め、肉キャベツ味噌炒め、マーボー茄子、炒飯、ベーコン玉子チリソースあんかけ、などなど
さて店内に目をうつすと、やはり独特な雰囲気ですね〜
お客はみんな店内の雑誌や新聞読みながら待ってます。
おばさんが黙々と一人で定食喰ってます。
テーブル席ではおっさんが瓶ビールで宴会してます。
ブラウン管のテレビで地上波がおかしなアスペクト比で流れてます。
店主は必死に鍋を振っています。
店主の奥さんかな?女性の店員さんが冷たい麦茶が入った湯のみと割り箸を持ってきてくれました。
このおばさん、俺がお茶飲み干すとすぐに気付いておかわりを注いでくれる。
普通の接客だったけど、これに関してはしっかりしていました。
待っていると、店主が鍋振るのをやめてワンタンをその場で作り始めました!
作り置きじゃないのか!本格的やん!
皮で餡を素早く包み、、、というか皮で餡を掴む感じかw
そこに、土鍋の蓋かなにか?って感じの重たそうな丼に醤油とネギ入れて調理開始
その場でチャーシュー切って、麺あげて、といった感じで手早くワンタンメン作ります。


これで500円ははなりオトクですね!

スープは食堂や社食で食べるような落ち着く醤油らーめんですね!
サービスエリアとかでふと食べたくなる、そんな味です!
そこに縮れ細麺かなーと思って麺を持ち上げると、中太縮れ麺でした
しかもちょっとかため!
これが旨かった!噛みごたえあるし、麺の量も多くてかなりボリューミーでした。
そしてワンタンです。
シンプルだけどぷりぷりしてるし、肉の味もちゃんとします。
10つくらい入ってましたwオトクすぎるw
モモチャーシューは油断するとパサパサなっちゃうから、どうせパサパサやろーと思って喰ったら違った!
ちゃんとしたおいしいチャーシューでしたw
半玉やほうれん草、メンマなども及第点。
最後まで楽しんで汁完でした。


80点!
まぁ味だけじゃ80点はいかないけれども、店の作りだす世界観とか、「こういうへんてこな店で喰ってる!」みたいな実感とか、CPとか考慮したらこのくらいの点数いくんじゃないかなw
正直味に関しては全く期待していなかったけど、その低くなったハードルを下回るということが何一つなくて安心
「おいしいよ!」と自信を持っては勧められないけれどもw
卓上の楊枝をとろうとしたら、向きが逆になってるし。先に出てくる方が口に入れる方です。怖い。
駅から遠く離れた場所にある暗くて謎ばかりの神秘的な店ですが、なかなか面白い店でした。