凪Noodle BAR@新宿

6/7分です


さーてさてさて、凪の新店が歌舞伎町の三田製麺所跡に出来るというのは前から知っていて、そのオープン日が6/10ということも存じておりました。
オープン初日に半額とかの特典があれば並んででも食べたいな〜なんて思ってたら、なんと2日間のプレオープンでは昼夜それぞれ100杯限定で無料!
まぁもちろんこれも非常に魅力的ではありましたが、今までらーめん屋、それも有名であれば有名であるほどプレオープンなんてのは身うちや関係者や業界著名人だけのレセプションでありまして。
それを我々末端の人間は指をくわえて見ているしかなかったのです。
その最たる例が、6/9に赤坂に移転OPENしたロックンですね。
前日だか知らんが、グランドオープンの前に関係者のみを招いていろんな店主や評論家だけの写真をついったで見つけて眺めることしかできない。
レセプション自体を否定している訳ではありませんけどね。そりゃ気合い入れた新店にどこぞの誰かも知らんような客は招かれざる客ということです。
そこで凪ね。非常に魅力的だったのは、プレオープンが一般に公表されて誰でも歓迎!といったところです。
今までプレオープンなんてのは、常連のよしみでWasted Time feat.楽々@渋谷にしか行ったことがなかった(これも後から知ったけど狭い会場内は有名ブロガーや関係者でごった返しだった)けれど、凪のプレオープンに行けるんなら気合い入れてシャッターしようではないか!ということです。
喜び勇んで連れと90分シャッター敢行。


9:30到着、先客なななななんとゼロ!
5人くらいはいるかなーと思ったんだけど、まさかまさかのこの店の最初の客になってしまうとは・・・!
申し訳なく思いつつも正直なところは嬉しいので入り口のすぐ近くに座って並びます
途中、長尾中華そばのTシャツ着た男性が外観を撮影しています
Tシャツうらやましいーとか思ってたらそのまま店の中入っていきました、やっぱり関係者!w
そして店内から生田さん!凪の店主!トップ!
「あのー・・・」
(Y´∀`)< あ、並ぶのここでいいですか?
「へ!こんな朝早くから並んでくださってたんですね!ありがとうございます!」
客だと思われてなかったようですw
初めて生田さんと話したけどめちゃいい人でしたー。
とか言ってたら、大体20分後に後客接続
煮干しの匂い全然してこないけど大丈夫かーなんて言ってるうちに後客ぞろぞろ
歌舞伎町のネズミが道路を入っている現場を目撃したり、目の前のファミマで凪のカップラーメン食べて腹ごしらえするかとか言ってるうちに開店時間です。
生田さんが店頭に立ち、我々を店内へ呼び入れる。
「いらっしゃいませー!」
プレオープンでスタッフにとっても研修なため、厨房にぎゅうぎゅうに入ってみんなで記念すべき最初の客をお出迎え
恥ずかしくて前を向いて歩けませんでしたw
そして一番奥の綺麗な席へ着席。
あれ?
「あ、食券をお買い求め頂くのを忘れてましたねー!すみません、また店頭へお戻り頂けますかー?」
確かに店頭の食券機スルーしたなぁと思ったんだよねぇ!
ってことで、またスタッフ10人くらいの視線を浴びながら店内を歩く。恥ずかしい・・・
さーて、こういう時は大体「どのらーめんでもどうぞ!」的な感じなんだけど、どうでしょう?
デフォの煮干ラーメン800円、特製1100円、ちゃーしゅーラーメン1400円、同つけめんの中から自由に選べました!素晴らしい!
限定20杯ずつのトンテキラーメン、トンテキつけ麺はこの日はないということ。
そしてソラノイロの宮崎千尋さんと合同開発の煮干ベジソバ850円が食べたかったけど、プレオープンということでこちらの提供もなし。また食べにこなければ!
グランドオープン初日に宮崎さんがこの店の厨房に立っていたみたいですね。その時に食べたかったね!w
ということで私は1400円のらーめんにも1100円のらーめんにもビビりましたが、「特製ラーメン(1100円→0円)」を生田さんにお願いしました。
ちゃーしゅーめんで1400円って、どんだけの肉が乗ってるんだって感じで怖くて押せませんw
そして、ここで悪魔の囁きが・・・
「一品料理も、おひとつずつどうぞ!」
え・・・聞いてない!
らーめんだけだと思ってたよ!この後連食する予定なのに!w
しかしここはお言葉に甘えて、急いで食券機を舐めまわします。
さすが歌舞伎町のど真ん中、24時間営業、店名にBARとついてるだけあってつまみも充実していますなぁ!
パっと目についたのが「百円おつまみ」のボタン。
きゅうり旨そう・・・味噌キャベツ旨そう・・・
危うくそのボタン押しそうになりました。危ないw
すぐ隣を見るとポテサラ400円、さらには煮干ポテサラ450円とかいうめっちゃそそるメニューもあります。
2つだけデカいボタンの鉄板餃子480円とトンテキ丼400円は連食に支障をきたしそうなのでスルー
と、煮干ポテサラ以上に気になるものがあったのでそれを頼みました。
「俺の!オイルサーディン(450円→0円)」です。
オイルサーディン気になるし、いい煮干しを喰えそうだし、「俺の!」という冠詞ついてるあたり自信の商品っぽかったからですw
実際、店内のメニューには「名物メニュー」のマークがついてました
オープン初日なのに名物と自称してますけどwまぁそこはスルー
連れはまさかの、「凪の肉盛り(980円)」www
「ここで安いの頼む奴、日本人かよ!w」とか言ってたけど、まさか一品料理の中でダントツに高価なものを注文するとは思わなかったw
しかし俺一人だったら絶対にこれ頼んでないので感謝ですw
長くなったけど改めて入店
G街の凪よりはもちろん広いけど、若干わちゃわちゃした卓上
そして荷物を置く棚やひっかけるフックもない・・・
こういうところもだんだんと改善されていくことでしょう!
長尾中華そばのTシャツ着たスタッフも頑張って調理しています
まず最初に肉盛り、そしてオイルサーディンが来たけれど、最初にらーめんのことについて。


刻み海苔!?大判チャーシュー!?

今までの凪の常識を覆すような一杯ですね!
黒い盆に乗って登場です
非常にボリューミーな一杯!
スープを飲んでみると、凪の代名詞「煮干し」よりも豚骨の甘さが先に来る
飲んだ人向けに豚骨らーめんに寄せてたりするのかな?
しかしニボニボ度はやっぱり健在ですね
ちょっと甘さが先行するようなスープだけど、しっかりと凪の個性が立っていて一安心
でも「まだ煮干し度が足りない・・・」と生田さんがつぶやいていたように、これからもっと煮干しのエッセンスは濃くなっていくでしょうね
これに呼応するかのように細切りメンマの甘さが際立っていました。ちと甘すぎw
麺は縮れ中太麺に少量のいったんも麺
これはG街の麺と同じものを使ってるのかな?
ほうれん草や刻み海苔、そして正方形に刻まれた葱など麺と一緒にバラエティ豊かなトッピングがこの一杯の価値を向上させます
中でも、とてつもなく大きい肩ロースのチャーシュー!
甘めに味付けされてジューシーかつ柔らか!
これはこの店のひとつの個性になり得るでしょうね!
夜営業はこのチャーが売り切れて角チャーになっていたとのことだったので、昼に来て良かったです。
味玉も味がしっかり染み込んだ上質なものでした。


いくら無料だからとはいえ、1100円払ったものとして点数はつけてみます。
77点くらいかなー。
これからスープがどんどん完成されていくことを願って。縮れ麺といったんも麺の配分も変えられるようになると個人的には嬉しいかな。いったんも麺大好きだからw
まぁ今後来ても特製にはしないで800円のデフォを頼むでしょう。
せっかくだからG街とは差別化してもらいたいね。
そういう意味ではトッピングはまるで別物だったけど、スープは今後より一層違ったものに仕上げていって欲しいと思います。


さて、一品料理!
まず卓上にはつまみになるような野菜漬けみたいなのが2種類ありました。辛い系の味付けと、もうひとつはなんだ?食べられなかったからわからないけど、黒胡椒系かな?
まずはオイルサーディン。写真ボケちゃった。

450円でこの量はちょっと割高かな?と思うくらいの量。
食べてみるととってもビールが欲しくなる系の味w
つまみには持ってこいだね!
他のお客さん、ビール飲んでた人いたけどあれはお金払ってたのかな?
連食のこと考えなければ私も昼からビール頼んでましたw
でも、意外と煮干しそのもののエグみとか旨味は少なく、むしろ苦み中心かな?
白口煮干そのものの味なのか油の味なのかわからないけど、後味に強烈なクセが感じられて個人的には2回目以降の注文はないかな・・・といった感じ。
そして肉盛り合わせ。

時計の12時方向から時計回りに、スパム・低温調理の豚・燻製豚・鶏チャーシューだそうです。
スパム初めて喰った!・・・けど口の中で油ネチョーって感じで好みではなかったw
低温調理とはいうものの、他店のローストビーフとかよりは熱が入ってる感じ。やわらかチャーシュー。
燻製豚も、もっと風味強くていいのかも!
鶏チャーあまり覚えてないやw
この肉のクオリティも、もっともっとこれからあがっていくでしょうね!
プレオープン2日目からは肉を厨房にぶら下げて営業していたそうです。
初日はバナナが吊るされてたけど、あれはなんだったんだ?w


今後この店の客層とかにも因るけど、「G街行きゃ旨いらーめん喰えるんだからG街でいいよ」とはならなさそう。
しっかりとこちらの店にも需要を感じることができそうです。
ちょっと一杯やって落ち着きたい、なんて時にはなおさらね。
この店ができたことによってG街の混雑が緩和されることも願って。
どちらにしても素晴らしい出店となりそうです。
味自体はもちろんどんどん伸びることでしょう!そうでなきゃ困ります!
無料であるということももちろんだけれど、スタッフさんの明るい接客姿勢やら店頭で買えるお客一人一人に意見を求める生田さんの低姿勢さにも満足できました。
帰る頃には大満足!
近いうちにまたベジソバ食べに来ます!
ごちそう様でした!


(しっかりと食券機の写真を撮って値段を記している訳ですが、あらゆる場所で凪NBのメニューの価格に相違がみられます。もしかしたらオープンしてすぐに変更があったかもしれません。とりあえず、プレオープン初日の昼営業の段階では上記の値段、ということで。)