東京いまむら@新馬場

3/22分です


品川区・大田区エリアの宿題店!
取材拒否のお店なので名前を聞く機会はそうそうないですが、評判はかねがね良かったのでずっと行きたい行きたいと思っていました
この店のおかげで新馬場という駅が京急にあることを知るレベル


12:25到着、外待ち3名
駅から徒歩1分かからない距離ですが、見た目は正直ボロい外装
何やら店の外に張り紙たくさん
そして引き戸が半開きになってるので店内の様子も見えるんだけど店内にも張り紙たくさん
その内容は、取材拒否な店であることを納得させるような感じでした。
「店内での携帯電話の使用はお控えください」
「はじめての方は雲呑ソバ、食通の方は焼豚雲呑ソバ、普通のらーめんに飽きた方は煮干し10倍をお勧めしています」
「お茶はセルフでお願いします。注いだら元の場所に戻してください」
「料金は前払いでお願いしています」
ざっとこんな感じかな
そしてこの店で最も気になっていたのが、「煮干し煎じます」というコンセプト
「煮干しの処方箋」と題して、好みで煮干しの粉をスープに加えることができる
MAX10倍まで煮干しを処方できるのである
もちろんその分料金は発生してしまうが、2倍とかで50円、10倍でも150円です
その料金表は店内に貼ってあるのですが俺が座った席からは見えませんでしたw
そんくらい店内狭いってことですがw
ってことで、もうニボシストとしてはこの店で煮干し10倍を処方してもらうしかないのです
わくわくわくわく・・・
回転は遅めですね、店主一人で切り盛りしてます。
カウンターは7席でロット数は大体3つ
10分くらいで中に入れました
・・・といっても、メインの引き戸ではなくて店の脇のサブの入り口
ぎゅうぎゅうに椅子が並べられてます。その隣人との密着度は三田二郎に匹敵する
そして面白いのが、カウンターが畳、というかい草のござになっていますw
これ、台布巾で綺麗にするという概念がないですねw
今までの歴史を感じます。スープとか染み込んでるんだろうなw
サンドウィッチマンの伊達ちゃんを黒髪にしてサングラス外してあげたような店主から氷の入ったグラスをもらいます
グラスちょっとべたべた・・・仕方ない!そういう感じの店だ!w
お茶は水じゃなくて薄いなんかのお茶
卓上にはれんげはあるんですが箸がありません
箸入れは店内にひとつだけで店主が箸を必要としてる人の前にちょくちょく移動している
そして、聞かれるまで注文してはいけないので店内の張り紙をじろじろ観察
煮干しの処方箋も売りみたいですが、焼き豚の能書きも書いてあってこだわってるぽいです
そして注目すべきは、少量だけあるという限定が4種類くらいある!
以前の「地鶏と魚貝のらーめん」というデフォメニューは今は「東京ソバ」というものにマイナーチェンジしてるっぽいし、創作意欲のある店主さんなのかな?
しかし今日は煮干し10倍を食べにきたのです!
そわそわしてると注文聞かれました
「はい、どうぞ」
(Y´∀`)< 東京ソバに煮干し10倍で。
「・・・・・・(店内ちらちら)」
(Y´∀`)< !?
「すみません、煮干しの粉が終わっちゃって・・・」
(Y´∀`)< !?!?!?!?!?!?!?
失意しついシツイSHITSUI
うおおおおおおおおおおある意味臨休でフラれるよりショックだ
(Y´∀`)< じゃあ雲呑麺ください
初めての方は雲呑ソバがお勧めとも書いてあったしな・・・
ってことで「雲呑ソバ(850円)」を頼みました
うえーん
でも、他の客は注文した直後にお金払ってるのに何も言われない!
あれれ、千円札用意してるんだけどな・・・
ちなみに隣のお客さんは限定のトマトタンメンを頼んでいました
少し時間かかるけどいいですか?と言われてたけど頼んでました。
このタンメンを調理してる時、めっちゃいい匂いした!
実際超おいしそうでした。


わーい、これもおいしそう!

煮干し10倍のことは忘れて目の前の一杯に集中します。
スープ。
結論から言いますとね、スープ一口飲んだ時点で5つ星確定しました。
めちゃんこ旨い。
めーっちゃんこ、ウマい!!!
いやね、鶏なんですよ。
なんてったって旨味がふくよか。
口に入れた瞬間にまったりとした旨味が広がって、自然と顔がほころんだのが自分でも分かりました。
鶏油もかなり浮いていて、鶏出汁と鶏油がダブルで「鶏」という素材の素晴らしさを教えてくれるような、そんな至高のスープです。
なんだこれは・・・!バケモンだ・・・
もう夢中でスープ飲んでしまいました。
何をどうしたらこんなに旨いスープが作りだせるのだろうか。。
さて麺喰うか。
そう思ったら、目の前に箸がありません。
呑気にスープ飲みまくってたら店主が自分の前から箸を移動させちゃったんですね!
大変申し訳ないことをした・・・
店主はこの時、トマトタンメンのために軽快にフライパンを動かしています
声かけづら・・・怖い・・・
スープ飲みながらタイミングを伺います
今だ!
(Y´∀`)< すみません、お箸ください・・・
「あー、すいません。」
あれ、丁寧に謝ってくれた!
この店主優しいじゃないか!!!
そのまま「こっちまだ料金払ってないです」と言ったら「後ででいいですよ!」って!
優しい!
ほっとして麺を食べれますw
麺は200gくらいあって量多かった。
麺相を綺麗に並べてないのか、持ち上げにくかったけどそれはご愛嬌で!
細麺ストレートだけどしなやかな麺ではなく、まるで博多豚骨に使うかのような麺。
いい意味で粉っぽさが目立っていて噛みしめると小麦の風味が漂います
醤油らーめんにこういう麺は珍しいけど、この店ならなんでも許せてしまうようなそんな感じです!
チャーシューはちょっと甘く味付けされたジューシーな焼き豚。支那そばタイプ。
メンマは太めでこちらも甘い味付け。おいしかった。
そしてワンタンです!
小ぶりなものが8つ、9つくらい入ってたかな?
羽、というか皮の部分が連結してるような感じで全体で大きなワンタンという感じがしましたw
餡の部分には黒胡椒がブレンドしてあって、ブラックペッパーの味と風味がメイン。
個人的な感想で申し訳ないけど胡椒多過ぎかなぁ。。肉の味あんましない。
でもおいしかったよ。
感動に近いものを覚えながら綺麗に汁完。


90点だわ。
この一杯でこの店の虜になった。
なんなの!?
こんな店、新馬場にあったのか!
限定も美味しそうだし、何より今度は煮干し10倍のために再訪する必要があるよね!
自分の中では、蘭鋳@方南町みたいに大好きな大好きな醤油らーめんの店になりました。
毎年1回は絶対に食べたいので、特別な日に食べにいく感じ。
いや、本当に最初は取材拒否でお高くついてて怖いなぁというイメージだったけど知れば知るほど好きになる店だー!
家帰って店主のブログも読んだけどさ。
日本酒にこだわってて珍しい銘酒を常に仕入れてるし。お酒のメニューも実際充実してたし。
取材拒否の理由は、変な客が来て雰囲気を悪くされるのがイヤだからって感じかな。
来てもらうのは地元の人と口コミで来た人だけでいい!と書いてあった。
確かに実際に来てたお客も、みんなラヲタっぽかったなぁ。
常連さんと楽しそうに話してた店主さんも印象的だった。
近いうちにまた来ないとなぁ。
俺が行った時は激混みしてたらしく、それで煮干しの粉も終わっちゃったんだろな。
いやー、すごい店だ。
ラーメンオブジイヤー2011は蘭鋳の醤油、2012は中野汁場進化の醤油、2013筆頭候補はこの店の鶏出汁の醤油か煮干し10倍醤油だろうなぁ。。。
感動指数が違います。



(Y´∀`)< ここ半年くらいはRDBで麺活をしていない