啜磨専科@港南中央

3/15分です


連食先!
いわばG麺7の姉妹店です
もちろんこの店も後藤店主の店
あれだけ麺にこだわりを持っていたので、「じゃあ麺をストレートに味わえるつけめん屋も出すかー」ってことで、近くに2011年の暮れにOPENしました
「麺をすすりませんか?」ってことでの店名ですw


12:35到着、外待ち4名
ほー!こっちは外待ちか!
でも外にはプールサイドにありそうな白いプラスチックの椅子が4つあるので助かりますw
外の食券機で「ザ・塩つけ麺(並)」(880円)の食券ポチー
並で240g、大盛り360g930円は無視、小盛120gも視野に入ったけど830円であんまり変わらなかったから240gでいいやーってw
やっぱりデフォは、麺の良さをストレートに味わってほしいとのことで塩味です
他にもメニューは醤油つけFと醤油つけH
Fは普通のF、Hは出身先の浜虎のH
浜虎風の醤油つけめんは日吉でさんざん食べたなぁw
ってことで迷わずデフォの塩つけです!
回転率悪く、15分程度で入店
後藤さんいない(´・ω・`)
店内は後藤さんの娘さんが幼稚園で描いた絵が飾られています
幸せそうな店内・・・
だけど後藤さんはおっぱいラーメンに麺卸してるんだぜ・・・www
こっちの店も水じゃなくてお茶でした!
でもぬるかったからあんまりおいしくなかった。。
カウンターだけの狭い店でプチ総入れ替え制みたいになってます、だからちょっと回転悪かったのかな?
あ!麺にこだわってるからあつもりは不可だよ!


ででーん

ほーら!
和風でおいしそうな見た目でしょ!?
ちょっと小躍りしながら麺食べてみるよ
この細麺、さっきの店とは違って低加水
蕎麦粉でもはいってるなじゃないかって色してますけど、これ実は違うんですよ
「全粒粉入り」ってワードあるじゃないですか。今や誰でも使ってるワード。
普通、そういう麺って全粒粉が3%前後なんだけど、ここの麺は全粒粉を70%くらい使ってるんじゃなかったっけ?
オープン当初は40%程度の平打ち麺だったけど、今は70%程度の丸ストレートと記憶しております
普通なら粒々に見えるあの全粒粉が非常に多いので、粒々にならずにもはやその色になってしまってるというモンスター麺
視覚的な影響か、味はそばみたいに感じられますw
あと全粒粉がこんなに入ってる影響なのか、ちょっと噛み続けるとボソボソ気味になります。
あれー、さっきの店の麺の方が旨かったかなぁ。。
スープは鶏ベースに塩ダレというスタンダートな構成
なんだけど!
スープ自体に燻製の強烈な風味!
さっきの店の鶏チャーで感じた、あのスモーキーさが今回はメインの風味となっております!
おいしー。
だけれど、麺との絡みを考えるとバラバラになってしまってるような・・・
スープにつけて麺喰っても噛んでるうちにボソボソ気味になっちゃうのはどうにかならんのかな・・・
これは後述しますが、油の量がちょっと多い!
さらにスープの中に入ってる豚チャーが脂身たっぷりときた
こうなると、油苦手な私は少し気分がだれてくる訳です
うーん。
スープにつけないで麺だけを喰ってみたり、お茶飲んだり、ほうれん草や三つ葉を喰ってなんとか口の中をさっぱりさせようとするのです
が、やっぱりこの油の量は難しいぞ・・・
メンマ、鶏チャー、海苔なんかで変化をつけながら麺は全ておいしく頂きました。
しかしこのスープなぁ。。。
スープ割りする気力も起きず、後客のこと考えて店を出ました
ごちそう様でした


62点
期待しすぎたか!?w
見た目はとても美味しそうなんだけど、油の多さと低加水の麺にやられた


私はこれを良い機会に塩つけ麺の可能性について少し考えてみました。
TRYナイトで石神さんが言っていたことがとても印象に残っています。
「麺とスープで進化させる時代は終わりつつある。これからは油とスパイスの時代だ」と。
この場合の油ってのは香味油だったりアクセントになるラードだったりだろうけど。
そこで塩つけ麺。
麺にスープの味を乗せるためにどうしても油をつかわなければならない。
塩つけ麺なんて本来は清涼感を持って食べるべきなのに、その油のせいで油っこくなる危険性がある。
油っこいのが好きな人はいいけど、嫌う人も多数いる訳です。
塩つけ麺をデフォとしてやってる灯花@曙橋はわさびなんかで清涼感を少しでも演出しようとしていて、その油自体も非常にサラっとしたものだった。
たいして啜磨専科の塩つけ麺のスープ。
スープの中に入ってた豚チャーを作る工程で、これフライパンで焼いてるんだよね?
んで、その時に肉から出てきた油をそのままスープに入れて肉の風味やら濃厚さを演出している。
そのおかげでスープ自体のクオリティは上げることができたかもしれないけど、塩つけ麺としては致命的な「油っこさ」を助長しているのではないか?
私はそう思った。
さっぱり食べさせる工夫が少ないかな、スープと麺に神経を使い過ぎて。
どうもこの油っこいスープは、この麺の良さも殺してるような気もするし、塩つけ麺っていうメニュー自体にもそぐわない。
あくまでも個人的な意見だけどね。私はそう思いました。


麺もスープも業界全体でまだまだ進化できるとは思うけどね!
麺も、パン用の小麦粉使うとか新しい試みも出てきたし。
でも変化量が少ないってことだろうね。パン用の小麦粉使われても素人には正直味の違いなんて感知できない。
油やスパイスとか、直接舌に訴えかけてくる味の作用がこれからは作り手に愛されるということでしょうね。
作り手は常に新しい知識と技術を必要とするねw
大変だぁ!
製麺に命懸けてる人でも近い将来はスパイスを勉強してるかもしれないしねぇ。
大変だ!
5年後のラーメン業界が今から楽しみだぞ!
ありがとう上大岡!ありがとうブルーライン!ありがとうグリーンライン