らぁ麺 やまぐち@面影橋(2杯)

注目の新店を新店の間に行っておこうシリーズ
本当は今日は鏡花@立川の系列で似星っていう店が中村橋にOPENしたからそこ行きたかったんだけど、OPEN初日だってのになーんのサービスもなかったからまぁ後回し
それより先に、今年の新店四天王を早いとこ制覇しなければ!
ってことで、馬場と早稲田のちょうど中間くらいにあるやまぐちです。
こないだ府中ではかなで改・かなで紅共にフラれてしまいましたが、それを立ち上げた山口さん(にゃみさん)の新しい店です!
なので実力は折り紙つきですね〜
わくわく


さてそこで私は考える
やまぐちとどこを連食しようか。
東京Modsと連食してもいいけど、ここはつけめんだしなぁ。つけめんとの連食はさすがに堪えます
そこで名案
店内連食ピキーン
ちょうどここは醤油らーめんが2種類ありまして、どっちを喰おうかOPENした1/8からずーっとずーっと考えていたのです
それでも決められなかった。
だからこそ、両方とも淡麗醤油なので連食可能!
フッフー
心踊って早稲田駅下りて早稲田通りを歩きました。
早稲田駅からは一風堂のちょっと手前です。


12:55到着、先客10名
食券機に1kを2枚、まるでパチンコやるかのように吸わせまして、一応デフォ扱いの「追い鰹中華そば(750円)」、そして「鶏そば(750円)」の食券ババン!!!
限定で煮干しそばもやってたからバババンの可能性もあったけど、お腹のキャパ的に無理ですわ〜
店内連食するのはZUND-BAR以来ですねw
あそこは食券じゃなくて口頭での注文だからまぁ良かったけど、食券での店内連食は初めてだから心踊りますw
(Y´∀`)< すいません、両方食べたいんですけど・・・
「はい!大丈夫ですよ!」
(Y´∀`)< こっちから出してください。それで2杯目は私から声かける形でいいですか・・・?
「わかりました!」
こういうメニュー構成だと店内連食する人多いんだろうね、店員さんも慣れた手つきでした。
ってことで、鰹のらーめんから頂くことにしました。
2杯目に鰹はなんとなくきつそうだったからです。
鰹って聞くとどうしてもbonito-bonito@武蔵小山のイメージがあるから、あそこの濃厚ならーめんを2杯目はきついのでw


厨房は奥にあるからあんまり見えません・・・
だけど、鰹節が大量に何かをされてるのは分かりました。
おとなしく水飲んで待ちます。
各席には網目状のおっしゃれーなランチョンマット。
隣で早稲田の学生が成績開示して単位来ただのCが3つもあってショックだのゼミどうするだの話しててとても頭痛くなるので、目の前のランチョンマットに集中します。
らーめん喰うってのに暗い話するなよ!楽しい話しろよ!
この店はコの字型カウンターだね!とか、開店祝いでお酒が何本か届いて飾られてるね!とか、厨房覗くと大きい寸胴がいくつもあってそれだけで安心するね!とか、そういえば馬場って激戦区なのにこういうあっさり醤油出してる店って今まであんまなかったね!とかさ!!!


まず追い鰹中華そばです

もう鼻を近づけるだけで鰹の香り!香りっていうか、匂い?
スープ飲みます
う〜ん!!!KATSUO!!!BONITO!!!
これは鰹出汁ですね〜っていうレベルを遥かに凌駕してて驚き。鰹そのまま!
そこに、カエシもまったり効いててなかなかハイレベルなスープですね。
でも期待大でいったのでちょっと一辺倒な味に思えてしまったかなー。
最後の最後までスープの鰹の匂いは消えなかったので、それだけ鰹が凝縮されてると思いますが。
鰹出汁が好きな人にはたまらんでしょうなぁ!
そして麺。
ちょっと平打ち気味の細麺ストレート。
これがねぇ、ねっとりスープが麺にくっついてきて、麺が非っ常になめらか!
唇の上で滑って踊るように口の中に吸い込まれていきます。いつかの麺職人のCMで加藤ローサだかがチュルチュルっと麺を吸ってたみたいな、そんな感じ。
ここまで麺の滑らかさを感じたことはかつてあっただろうか。
夢中で麺をすすってしまいました。
おいしかった〜。ちょっとやらかめの麺ね。パッツンと歯切れいいタイプじゃないから口の中で楽しむ時間も長かったし。素晴らし。
トッピングはシンプルにメンマ、ネギ2種、豚チャー。
豚チャーはまぁまぁだったかな。
メンマは、タケノコの苦みがまだ残っていて、もうちょっと強く味付けしても良いんじゃないかなと僭越ながら思ってしまった。


73点
このらーめんはスープを楽しむものだと思ってたけど、スープと麺の絶妙なハーモニーを楽しむ一杯だね!
麺の滑らかさには本当に恐れ入った。
スープも味一辺倒とか言ったけど、おいしかったので汁完しちゃったよテヘペロ


厨房から店主がこちらを覗いてきてくれたので、お願いしますと頼んで2杯目「鶏そば」に突入です!

見た目の違いは、豚チャーか鶏チャーかってことくらいしかないですねw
ではスープ
むむ!なんだこの味!!!
「混じりっ気のない鶏100%のスープ」みたいな、そんな触れこみだったと思うけど、鶏ですね!
でも他店の鶏を上品に効かせてるスープとは明らかに違う。
なんだこれは!
いい意味ですけど、鶏のエグみとかが出てるというか・・・
絶対どっかでは口にしたことある味なんだけど、らーめんでこの味を味わうのは初めてです。
煮干し使っててエグみまで出してる店は評価されるじゃないですか。そんな感じ。
煮干しすごく効いてるスープは「ニボニボしてますねー!」とか言われてるけど、言うならばこの鶏そばは「ピヨピヨしてる」です。
ものすんごい鶏!なんだこれは。
鶏白湯でもないし濃厚鶏出汁スープでもない。ちゃんとカエシと合わせたあっさりなのに、こんな形のらーめんもできるんですね!
今まで自分の「型」になかったらーめんなのでかなり驚き。
どういう風に鶏扱ってるんだろう〜。厨房見たくなりましたw
鶏油に何か秘訣があるのかも!と思って、スープの上澄みだけ丁寧にすくってれんげを鶏油でいっぱいにしました。
そして飲んでみる。
・・・おお!
普通の鶏油だ!w
なんも秘訣わからんかったw
麺はおそらくさっきと同じ細麺平打ちストレート。
スープとの関係なのか、さっきよりは滑らかな麺には感じられませんでした。
麺との相性はさっきのスープの方がいいのかもね。まぁ2種類あったら優劣は必ず存在してしまうもので。しょうがない。
青ネギの代わりに三つ葉三つ葉はどこで喰っても個性が強くていいですね。脇役なのにしっかりと主張してきます。田山涼成みたい。
そして、見た目はしゃぶしゃぶやってて余った豚肉みたいな真っ白な鶏チャーですが。
高くくってかじってみたら、これなんか表面がプルプルのジュレみたいなものでコーティングされてんのねw
なんだこれはー!と思いながら喰ってました。
味自体はまぁ特に言うことはないんだけどw
このジュレみたいなのは最後、底に固形となってひとかけだけありました。
・・・ってことで、これも綺麗に汁完ですw


78点!
このスープの驚きはすごいなぁ。
2杯目だけど、1杯目よりも満足度高かった!
この店は、追い鰹そばはしっかりしたらーめんなのに麺を存分に楽しめる一杯で、鶏そばは他では滅多に食べれないピヨピヨしたスープを堪能できる一杯。
こんなカテゴライズでいかがでしょう?
高田馬場は星の数ほど新店ができて星の数ほど店が潰れていくけど、この店は長く続くでしょうねw
馬場にもおいしいらーめん屋は何店かちゃんとありますが、こういう淡麗系の醤油らーめん屋はあまりなかったので嬉しい限りです。
ひとつ思ったこと。
やっぱり店内連食はきついなw