『』(無銘)@岩本町

2/22分です


紫くろ㐂の連食先!
今年の1/30OPENの新店です。
店名がおかしなことになってますが、これは「まだ銘を授かるほどの店でもない」とのことで、店が軌道に乗る暫くの間まではこれでやっていくそうです。
このコンセプトに魅かれての訪問w


13:35到着、先客3名
店にはもちろん看板なんぞなく、「麺」と大きく書かれた看板しかありません。
「名前を名乗る程の者でもありませぬ・・・」的な頑固っぽそうな親父を期待してたら、全然違ったいたって普通の男性が厨房に立っていた。
ってことで、「熟成練り醤油らーめん(700円)」の食券ポチー
並盛160gと大盛り240g同じ料金・・・ごくり
連食先だけど大盛りにしてしまったよ、貧乏根性丸出しでいやだね。


さて、店名もおかしけりゃらーめんも一風変わったもの。
最初は「薄味・洋風・塩味」なのが、練り醤油というものをスープに溶かして食べていくと「濃味・和風・醤油味」に変化していくというもの
面白いですね、こういうコンセプトがはっきりしたらーめんは好きです。着眼点が分かりやすい。


「練り醤油を溶かしながら食べてください」と指示を仰ぐ

うおーい!辛味ネギ入ってるやーん!
そこだけ最初に喰ってしまいます・・・
と思うと、なんかサイゼリヤの匂いがします
後から知ったんだけど、このネギ、アラビアータ風の味付けをした特製のネギだそうで。
ピリ辛に抑えられてて、なかなか美味しかったです。イタリアンネギ。珍しい!
最初は醤油を溶かさずに食べていく。
スープは薄味というけど、これはこれでおいしい。
野菜がたっぷり溶けたベジポタって感じですね。
確かに薄味だけど、舌の上で転がすとしっかり甘味とか感じられておいしいです。
まぁ確かにこの味だけで一杯楽しもうとするとちょっと無理はあるかもしれないけどね。
麺は中太の平打ち麺。いたってシンプルなもの。
さて、溶かしてみます!
ちょっとずつ。
練り醤油自体の味は、鰹や甲殻類の香りがきいていてちょっと味が濃い!これだけでは喰えませんw
なのでスープに溶かすと、最初の薄味のスープを飲み過ぎたのか味が一気に濃くなったw
練り醤油の量が明らかに多いですw
落ち着いて飲んでみると、鰹節が一気に溶けて昔ながらの節系の醤油らーめんに早変わりです。
確かにこれは「味変」というより、完全に違う味のらーめんが2つ楽しめます!二刀流!
それでいて、そこの中間点も楽しめるという、確かに斬新ならーめんですわ
そこで役立つのが、キャベツ
このキャベツ、とても甘くて追加トッピングしようかと迷うくらいのもの。
強烈な鰹餡で口の中を占領されてしまっても、このキャベツ一枚で元通り!
素晴らしいトッピングでした。
チャーシューは普通のもの。
なんだかんだでごちそう様。


72点。
元のスープの方が好みだったかな?w
もうちょっと練り醤油を減らしてもいいかもしれない!
でもね、店主さん、ものすごくいい人で接客もいいんだよね。
お客さん帰る度にドア開けて待ってるし。ホテルマンみたい。
俺が帰る頃には客誰もいなくて店主もちょっと暇そうにしてたので、3分ほど会話してみました。
まず、「名乗る程の者でもありません」という仰々しいコンセプトは店主自身が一番驚いてるそう。
元々、「無名の料理人がやる無名の店だから無銘でいいじゃん」みたいな話はしてたんだけど、それを説明する説明書きというか店内POPをパソコンが苦手な店主は作れなかったところ、友人に依頼。そしたら友人が全く店のコンセプトにない「仰々しさ」「謙虚さ」「丁寧さ」みたいなのをふんだんに盛り込んだ説明書きを作ってきたおかげでそのコンセプトが一人歩きしているらしいw
「本当はお客さんにアンケートで店の名前を応募してもらって、それでお客さんに決めてもらおうとか思ってたんですけど」なんて言ってたw
その友人からネットのクチコミとかで仰々しさについて言われてる意見見ると、ちょっと違和感感じるそうでw
確かに仰々しいのはPOPだけで、店内の内装とか普通のらーめん屋だもんなw
「ずっと暇だから、店の名前決まる前に潰れちゃいます」なんて冗談も言ってたけど、とってもいい店主さんでした。
がんばってくれー



(Y´∀`)< 一気に二人に逃げられた。どうでもいいのだけ残った。