麺や 金時@小竹向原

昨日分です


連食先は、すぐ近くの破顔おおびるがJ系インスパイアだから無理としてヤマンか金時の二択
金時はきっとおいしいだろうから、この店も連食先じゃなくて一軒目で行きたいな〜
ってことで、ラヲタ始めた当初からの宿題店であるヤマンに行くことに
しかし店の前まで行って定休日で閉まってた
定休日確認はしたんだけど、曜日感覚なさすぎて今日がその曜日って意識全然なかったw
「臨休かよくっそー!・・・あれ、今日木曜じゃんw 定休じゃんw」
そんな感じで、駅と反対側の金時へ!


このお店、去年3月にOPENしていろんな賞とってます
まぁ鳴り物入りでOPENした去年の大型ルーキーですな
13:20到着、先客6名
さっきの店もこの店も14時までの営業なので連食でゆっくりしてる暇はありません!
さて、メインは塩です。サブに醤油、そして大人気汁無し坦々麺
しかも麺は大盛り無料!学生なら塩は500円で喰えます!
とのことでしたが、私はここの醤油がずっと気になっていたので安さなんかに目もくれずに「源醤らぁ麺(680円)」の食券買って女性店員さんに渡します
今度塩も食べに来なきゃな〜なんて思いながら店内じろじろ
「銚子」とデカデカと書かれた旗が飾ってあったり、あとは色紙オールスターが飾られてます
神大崎石山レイラ青木山本官僚・・・豪華メンツだ!勝俣だけ写真入りで飾られてます
あとは、はんつ遠藤と本谷さんがいればほぼ完璧・・・
店の中はほとんど塩ですねー


はい、源醤らーめん!

見た目で面白いところはないですが・・・
スープからいただきます!
と思うのですが、香りがいいですね〜
ものすごくこのらーめん香るぞ!って時以外はあまり香りに言及することないけど、このらーめんはものすごく「醤油」の香りがします
宿舎とか旅館の朝飯の匂いというか、本当に庶民に親しまれてるあの「醤油」です。
メニュー名にもなってるくらいだから、相当「源醤」にはこだわってるんだろうなぁ。
スープ飲みます。
その香りから想像されるままの味!本当に醤油感が強い。「カエシ」ではなく「醤油」です。
そこに申し訳程度に揚げネギがあるので揚げネギもちょいちょい風味・味ともに登場してくるんですが、やっぱりこのらーめんの主役はこの「醤油」だなと飲めばわかります
なんだろう、、味噌汁の味するんだよね
昔毎日飲んでたあの味噌汁の味・・・それに宿舎の朝飯の匂い・・・
なんだかとても懐かしくなるような、落ち着くような、そんな味です。
本当に、「まるで味噌汁のような醤油スープ」です。なんでだろう。
麺はツルツルで加水高めの中細
麺にもしっかり「醤油」が染み込んでいるような、そんな感覚。
何回も強調しますけど、これはカエシではなくて「醤油」です。すごい。
そして白髪ネギや穂先メンマを経由して、かなり大きい豚バラのチャーシュー
これ、真ん中付近だけバーナーかなんかで焼いてるんですよ
だから真ん中付近は正直なところ焦げっぽいのが気になったけど、周りはとろっとろのぷるんぷるんでね。
無理に焼かなくても良かったのでは?と思ってしまったw
スープ飲み干そうとすると、底には真っ黒になって砕かれた大豆のようなものが転がっていました


78点
これね、能書き垂れずに一気に解説してしまいますよ。
醤油スープが「味噌汁みたいだなー」なんて思ってる時に左のお客さんが立って帰られたんです
そしたら、醤油に関する雑誌の記事みたいなのが立てかけてあって。銚子の醤油会社の記事でした。
それ読みながらスープ飲んだんですけど(醤油スープごめんなさい)。
この醤油の秘密がわかりましたよ!
このらーめんには、その会社の「源醤」という醤油と「ひ志お」という醤油の2種類使ってるそうで。
醤油の「醤」の字は、「ショウ」と音読みでは読めても訓読みで読める人はなかなかいない。
これ、「ひしお」と読むんだって。だから醤油の商品名も「ひ志お」。
つまり、醤油の原点のようなものを作っているとのこと。
醤油ってもともと、味噌の上澄みが液状になったものなんだと。そりゃ両方とも大豆由来だからね。
この源醤も、見た目とか香りとかは味噌なんだけど味だけ醤油とのこと。
あー、言われてみればこのらーめん、醤油らーめんにしてはちょっと色が味噌っぽい。真っ黒というよりは茶色に近いような。
だから、「味噌汁みたい!」と思ったのもあながち間違いではなかったし、底に砕かれた大豆があったのもこれで納得。
今まで醤油にこだわってる店は数多く見てきて、「弓削多醤油」「しょっつる」「三河白たまり醤油」とかいろいろ見てきましたけど、こうも醤油の概念覆されたのは初めてだなぁ・・・。
銚子三十という会社の醤油だそうで。ちゃんとこのHPに金時の名前も載ってます。
ちょっとこの醤油には驚き。そして感動。醤油の神秘を体感できました。
そしてこの難しい醤油をらーめんにするにあたって、鶏の出汁であったり浅草開花楼の麺であったり。脇役も決して手を抜かず存在してるんですね。
ある意味、「究極の醤油らーめん」と形容してもいいのではないでしょうか。
点数以上に感動するものがあって、食べて良かった!と思えました。
いやはや。さすが金時。これは塩も必食ですな。坦々麺は喰わないけどw
幸せな気持ちで店を出ました。
こんだけこだわってる醤油らーめんがサブ扱いで、デフォ塩ってどんなだよ。これで普通の塩だったらどうしよw


江古田すごすぎ!知識めっちゃ増えた!
江古田すごいわ!この連食まじでばけもん!
やっぱ醤油らーめんだよなぁ。煮干し効かせるにしても醤油にこだわるにしても。
醤油らーめんバンザイ!