支那そば屋 こうや@四ツ谷

四ツ谷近辺って不毛だよな〜
というか、山手線の中の中央総武線沿線ってろくな店ある駅がねぇ
水道橋で降りて神保町まで歩くのが関の山
そもそもらーめん屋が少ない
そんな中、四ツ谷にはワンタンの老舗があります
あまり世間的評価は宜しくありませんが、でも喰わず嫌いせずに行ってみましょう
この店で修業して自分の店持ってる支那そば屋なんて死ぬほどありますからね〜
何より通し営業なのは嬉しい


15:30到着、先客3名
らーめん屋っていうより、夜は飲み屋になるような中華料理屋ですね
メニューには一品料理とかつまみとかも豊富にありました。
昼はらーめんだけだけど。
さーてデフォでいっかなーとも思うけど、やっぱりわんたん喰わなきゃね!
でもメニュー見たら支那そば700円わんたん800円わんたんめん900円でした
まじかー。900円かー。
でもわんたんめんを喰いに来たので、迷う前に店員さんに「雲呑麺(900円)」を頼みました
他にも辛い系のやつとか湯麺とかいろいろあった。
厨房はおやっさんと30代くらいの男性2人
女性陣が広いホールで動き、夜営業に向けて仕込みをしています。茹で卵の殻むいたりいろいろ。
おやっさんも包丁といだり海老茹でたり大変そう
大鍋で麺茹でてざるでパッパと湯切りするスタイルも見なれたもんですね
基本的に支那そばは好きなもんで。
でもちょっと湯切り甘すぎないかい?


丼でかい!ボリューミー!

まずスープ
あれ〜!支那そばっていうか、豚骨スープがすごく前面にでてて醤油そのものが完全に消えている!
これはこれでおいしいけど、これ支那そばっていうのか・・・
だいぶ化調の味もたってるし、フラットな気持ちで食べたけど確かに世間的評価の理由がわかるような片鱗をスープ一口で見た
まぁこれはこれで悪くはない
きっと創業当時からの味を守ってるんだろう!
創業は戦前ですからね
あれ、全然うそ。1983年だった。1938に空目した
まぁよい
麺!これは支那そばっぽく、ちょっと生麺に近いような感覚の細麺ストレート
大鍋で茹でる麺って大体こんな感じなのかな
はつね@西荻窪の麺と全く一緒だったよ!麺自体にちょっと塩味ついてるような、いい意味で噛み切り易い麺!
しかしわんたんでかいなぁw
デカいわんたんが5つも入ってます
肉の入ってる具のところを箸で持つと、羽の部分は自らの重みでちぎれてしまいます。
5つもあるし喰ってみよー!
う〜ん。
あまりおいしくないwww
肉の味全然しないだけど!肉汁とか出てくるもんじゃないの?
なんの味だろう。わからん味がした。
おいこれがワンタンメンの老舗か!?
こうや出身の店舗でろくな店ない理由がわかったぞ・・・w
麺喰いながらワンタン喰ってお腹をふくらます
ひとつだけ海老ワンタン入ってたような気がする
それも、海老もぷりっぷりの身が入ってるとかじゃなくてすりすぶした海老の身が入ってるような感覚
ひとつだけ味違ったんだけど、気のせいかな・・・w
まぁ皮の部分はおいしかったし、でかいの5つで200円は安いからギリセーフとする
すごく歯にはさまりやすいメンマもたいらげて、麺も喰ってラストスパート!
チャーシューなー。
支那そばのチャーって、あの赤い焼き豚じゃないの?かたいやつ。甘い味付けのやつ。
あれ好きだから期待してたのに、普通のバラ出てきてびっくりだよ。
スープはほとんど飲まずにごちそうさま。てかお腹いっぱいで飲めないw
化調たっぷりだったから水がうまい!


60点〜
まぁものは経験だな。
こういう老舗は行っておかないと、なーにこうやのあの味も知らないでらーめん語ってんだってことになりかねない。
渡辺樹庵が今年の1月にこうやについて記事あげてたのが今でもずっと心に残ってるんだよね。
「数年前は、こうや系ねーなんてバカにしてたけど今改めて喰ってみると普通に旨い。」って。
一周まわってるんだろうね。樹庵レベルにまで旨いもん喰ってると。
俺の目標も、こうやみたいな世間的にはてんてんてんな店を自信持って「うまい!」と言えること。
そういう点では、石神はすごくツウというか、自分の舌に従順におすすめ店をチョイスしてるからそこだけ尊敬できる。
一周まわった、歴戦のラヲタになりたいよ。
新店だけ行ってうまいまずいいまいちうまいって言ってても・・・世界は広がるかもしれないけど真髄には近づけないよね
なんの話!