Japanese Soba Noodles 蔦@巣鴨

昨日分です


さーて、水曜は積極的に麺活してくぞー!
今日はなかなか行くことのない巣鴨方面で連食するぞー!
ということで、温存しといた連食コースをここで使います
楽しみ楽しみ!


まず最初は、今年の1月にOPENしたなかなかの宿題店
巣鴨というラーメン不毛地帯に颯爽を現れて高評価を次々とかっさらって行く店です
いやーどんな店なんだろ
かなり気になって来ました
何喰うかとかもあんまり決めずに来た


13:10到着、外待ち3名
外待ち発生してるとは!巣鴨のくせに!
こりゃすごい
しかも前に並んでた中年の男性2人がまさに巣鴨にいそうなおっさんで笑った
さーてこの店、基本的には中華そばが3種類
醤油・塩・煮干し
に、煮干し!?
これめっちゃ気になります
醤油とは別で煮干しそばがあるとかすごい!
そして、大盛り不可の味噌らーめんもあるというバラエティっぷり
前はつけめんもあって人気っぽかったですが、今は提供してない〜
んで、「蔦そば」という店名を冠したまぜそば汁無しのメニューが2種類
「★★」と「レッチリ
レッチリはまぁ辛い系のやつで、前者はこれで「にぼし」と読みます
普通に考えたららーめん党なんで煮干しそば頼むんでしょうが、この汁無し気になる・・・
しかも、普通の油そばとかとは違って煮干しを全面に出してるまぜそばかぁ・・・
ってことで、これにします!
煮干しそばはまた今度のとき!
回転めっちゃ遅くて、15分くらいでようやく入店
と思いきや、店内にも待ち4人いるー!
とりあえず食券買います
「蔦そば★★(極上煮干)」(800円)と「味玉(100円)」の食券ババン!
お釣りの100円受け取った時、食券機に燦燦と輝くボタンを発見してしまった
「小豚飯 100円 昼限定」
隣の写真がすごくうまそうです
そういや、この店いろんなご飯ものメニューあって全部おいしそうだったな・・・
ロース飯とはバラ飯とか、なんだかレモンかけたような飯とか・・・
これもおいしいんだろうな
汁無しで量少ないだろうしご飯喰っても連食できるだろー!
ってことで、お釣りの100円をすぐ入れて「小豚飯(100円)」の食券も買ってしまった
3枚の食券を店員さんにバババン!!!
待ちます


男性の店員2人体制です
一人は店主で一人は助手
店内は和食の小料理屋みたいですごく落ち着いた雰囲気
ボサノバが流れていて、ゆっくり時間が流れるシックな空間です
世界観できてんなーw
カウンターすぐ目の前の壁も竹でできていたり、椅子も寿司屋の椅子
ここらへんが「Japanese Soba Noodles」感か
そして店内奥には製麺
すげぃや・・・この店
そして製麺室の中に、なぜかくろき@浅草橋のポスターが
「くろき×蔦 くろき初の醤油らーめん提供 限定200杯 軍鶏そば1000円」
蔦の店主の力を借りてとうとう醤油らーめんを出すことになりましたどうぞご賞味ください的な
6月にこんなことやってたのか!
くろきの醤油喰ってみたかったー・・・
でも、くろきと癒着あると思うとますます蔦のハードル上がります
こりゃいい店に違いない
ただ、ゆっくりした空間だからなのか、店員さんの動きも超スローです
カウンター9席でも、喰ってる客3人くらいしかいなくて他6人がじっと待ってます
「僕の醤油らーめん通ってますか?」とか聞いてる客もいるし
接客は良くないんだよねw
ぶっきらぼうというか、とにかく無口
普通の顔でやってるからまぁいいんだけど、最低限のことしか言わないからもっと何か言えばいいのに
特に店主は笑顔で楽しそうに調理してんだから!
それにしても急ぐ素振りが全くないなぁ
時間的に次の連食先に間に合うかちょっと不安になります
まぁメニュー数多いから大変だわな
食券見ながら複数の丼にいろんな組み合わせでカエシとか鶏油を入れてます
味噌は味噌でディッシャーで鍋に入れてたり。
いまかいまかと待ちます


小豚飯と一緒に来たたたた!

うむ、スタイリッシュな見た目だ
まず、底にたまってるタレを見てみる
うわー、これすごい・・・
真っ黒です
煮干しの削り粉しかありません
タレっていうか・・・あれだ、煮干しらーめんを普通に飲み干すと底にたまってる削り粉
あれがそのまま入ってます
これはすごいな・・・
量は少ないけど、れんげですくって飲んでみます
うっわ
間違いなく過去最高煮干しwww
まぁスープに溶かしてないからニボニボ度が高いのは当たり前だけどさ
これは確かに極上煮干しだ
エグみ苦み全部出てます
美味しいとは言い難いけど、煮干し好きにはたまりません、幸せすぎる
これはすごいなー
期待通りの味だ
麺は中太のやや平打ち麺
ぷっりぷりで麺の密度が高いなーという感じ
もちろんタレと絡めずにそのままに近い形で喰ってもしっかりと小麦感
これも自家製麺だもんな、すごいな
ってことで、ようやく全体を見てみる
上に乗ってる具は、鰹節とフライドガーリック少しとフライドオニオン少しと細切りチャーシューと青ネギ
チャーシューは冷たかったからこれは要改善ですな
ガーリックは全然目立ってなかった
ってことで、混ぜます
タレが少ないから全体に行き渡るように一生懸命混ぜる
喰うと、いやーすごい!
麺と絡めても煮干し度ハンパないし、エグみも渋みも健在!
そして、口いっぱいに煮干しの香り広がるし、もろに鼻でもその香りを楽しめます
こんなメニューは探してもなかなかないぞ・・・
良かった、これ頼んで
途中、味玉を割って玉子でまろやかな味にして〜と思って卵と一緒に喰ってみたりもした
それでも煮干しが勝つからすごいw
口をいっぱいに広げて、思いっきりほうばっていく
うめぇなぁ・・・煮干しすなぁ・・・
ただ、煮干し一辺倒で途中から少し飽きてきた
味変したいな・・・
普通のまぜそばなら酢なりラー油なりマヨネーズで味を調整するんだけど、これはそんなジャンクフードではないので味変するものがない
う〜ん
フライドオニオン、というかエシャロットが口の中で結構アクセントとして一役買ってるんだよね
だから、エシャロットを最初から投入するんでなく、蔦そばを頼んだ人用にエシャロットを卓上具として提供して途中の味変のためにしてもいいかなと思った
自分は味玉とご飯頼んだから口休め的にいろいろ味を変えることができたからいいけど、これ単品で頼んだ人は何は一工夫ないと最後まで美味しく喰うのはきついかな
まぁそれでも旨いことは旨いからいいんだけどさ
そんなこんなで固形物全部喰ってしまった
残ったのは、真っ黒なタレ
これ、スープ割してもらったらかなりの煮干しスープになるだろうなぁ・・・
接客のいい店だったら「スープ割りってできますか?」って聞きやすいし、まぁここも頼めば出来るんだろうけどスープ割については聞けなかったw
でも、このタレをそのまま豪快に食べれるのも貴重な経験だからと思って、れんげで一生懸命すくってエグみを最後まで楽しんだ
ごちそうさまでした


81点!
いや〜、ここまで豪胆な煮干しの使い方されたら参ってしまう
初めて喰ったような麺で非常においしかったし勉強になった
麺もおいしいし、その麺をこんなキャラの強いタレで喰えるとなると素晴らしい
これは・・・煮干し好きな人は絶対喰わないとあかんわ
こんな野蛮な蔦そばを喰ったからには、煮干しそばも喰わないといけない
きっと綺麗な煮干しそばなんだろうな〜
その振り幅がすごく気になる
隣の人が店内3連食してたから、俺も店内連食しようとも思ったけど次の店もう決めてたから心を鬼にして店を出た
いやーうまかった


そうだ、ちなみに小豚飯もおいしかった

食券機に貼ってあった写真より豚肉の量は半分くらいだったけどw
米に豚のコロチャー乗せてバーナーで炙って、そこになんかの油をサーっとかけていた
この油がなんか甘くてね、それがおいしく豚肉を食べさせてくれる要因になったよ
5秒くらいしか炙ってなかったから、もっと炙ってもいいと思ったけどね
これが100円ならコンビニのおにぎりの立場はないでしょう


味もしっかりしてるし、メニューの数も多いし、店内の雰囲気とか空気もいい
これは接客さえちゃんとすればモンスター級の店になれるのに・・・
天下とれるよ!ひょっとしたら!接客さえちゃんとすればね!