一汁三煮干 裏不如帰@幡ヶ谷

年末に2009年の麺活を振り返って触発されました
完全にそれのおかげのお店セレクトです
去年年間8位の不如帰@幡ヶ谷
蛤を使用した出汁で抜群の美味しさを作り出す一杯でした
そのお店、木曜日にセカンドブランドをやってるんです
店名にもなってる通り、煮干しを使った醤油らーめんです
なんなんでしょうね
煮干しって単純そうに見えて店主目線に立ってみると複雑でチャレンジ精神を掻き立てるような具材なんですかね


13:10到着、先客6名
自分の後に3人くらいドドドっと来た
危なかったw
ってことで狭い店内、今日も夫婦さんで切り盛りしてます
「煮干しそば(750円)」の食券を渡します
すぐに店内待ち発生
セカンドブランドといえ、やっぱり人気なんですね
他の席よりも狭いけど厨房の様子がよく見えるいい席でした
夫婦のタッグプレー見てるのは心地いいですね
二人ともせっせとすごく動いてるのに邪魔し合ってないんですね
息が合うってこういうことなんですね


はいきました
黒い瓦みたいな皿に乗ってきましたー

じゃ、黒い蓮華でスープいただきます
う〜んまろやかーん
風邪になったりした時、アクエリアスとかじゃなくてこういう飲料水が欲しくなるよね
っていうくらい体にスーっと入っていく感覚
蛤のそばの時もこんなにまろやかだったっけ
店名から推測するにニボニボしたの想像しますが、もう全然違う
煮干しそばなんて嘘です
出汁よりカエシが少し強く出てるような感じで醤油らーめんって感じ
そんなに煮干しが全面に出て主張してくる、なんてことはありません


麺は確か三河製麺でしたよね
細ストレートです
結構加水率は高めですね
小麦の香りというか、麺自体にしっかりと風味が立ってるからおいしい
ですけど、食べ進むにつれて少し粉っぽい食感、というか感覚が
限りなく生麺に近い状態で提供してるんですかね
最初の感じが最後まで残ればいいんですけどね
まぁおいしいことに変わりはないですが
こんくらいしかアラ探せませんw


で、トッピングです
久々に海苔に放置プレイかましました
麺を海苔で巻いて喰うという恒例行事を忘れるほど夢中になってたってことです
海苔に目線がいかなかったってことだもんね
海苔単体で喰ってもなぜか旨かったでしたけどw
穂先メンマが2本
穂先はやっぱり格別に旨いっすね
ネギは刻み白ネギと青ネギの2種類入ってます
そしてチャーシューは脂身多めの煮豚チャー
脂身多いのはこの体にはこたえますw
そして海苔にパラパラっとかかってるのは揚げシラスです
これはまぁ、オシャレって感じですかね
味にさほど作用していません
このらーめんにとってのつけまつ毛的な、ね
よくわからんけど!


んで、写真でいうと右半分くらいに煮干しの粉がパラーっとかかっています
お好みで蓮華に入れて煮干しの風味お楽しみくださいってことなのかしら
喰ってるうちにぐちゃぐちゃになってどっかいっちゃったけど
誰か煮干しを砕いて粉々にしたあの粉末の名称、教えてください
魚粉、とは違うんだよなぁ


80点
本当に旨かったら気兼ねなく5つ星つける気でいたんですが、そこまでは至りませんでした
セカンドブランドが本営業より旨かったら大変ですもんねw
ただ、この店の洗練された落ち着いた雰囲気は店として素晴らしいと思います
BGMもいいよね
ちょっと短調ながら可愛らしい感じの洋楽R&Bみたいな、ね