新宿煮干ラーメン 凪 ゴールデン街店@新宿三丁目

12/17(木)分です
らーめんレビューたまってしまってる


なんか急激に煮干しが喰いたくなった
超絶にぼにぼを喰いたい
ってことで、無理矢理新宿に用事作ってこちらに訪問です
西新宿にも特級煮干そば凪があるんですけど、今月初めにボヤ騒ぎがあって以来休業中という
もしかしたら営業再開してるかもしれないと思って店の前まで行ったけど、まだシャッターは閉まってた
しかし浪人中毎日のように歩いて飯喰ってた町並みなので、非常にこみあげてくるものがありました
小滝橋通り以西のエリアは僕の青春です
そんなことはさておき
ということで、靖国通りを東へ移動して区役所から近いこちらの店へ
ちなみにこの店、僕がひいきにしてる楽々の店主と非常に由縁ある店
立川のラースクに出店してた時代の凪出身ですからね、彼は
こないだもこの店に手伝いに行ってたそうです
僕の舌を形成した人の手腕を形成した店ですからね
ルーツがどんなもんなのかというのも気になるところであります
前置きナガー


ゴールデン街ってなんかすごいですね
昭和の香りとはまた違った、古臭さと汚さでプンプンです
こんなとこにらーめん屋あんのかといった感じ
昼の飲み屋街ですから閑散としてます
で、見つけました、「凪」
「煮干が嫌いな方、ご遠慮ください」との看板が外に出てます
いいですねぇ、こういうのゾクゾクしますw
にぼにぼへの期待がより一層高まる
木製のボロい扉を開けて2階へ上がれと書いてある
こんならーめん屋の入り口初めてです
扉開けます
すると、すぐに、もう目の前に階段です
しかも狭くて急!
横幅は1メートルもないんじゃないでしょうか
びっくりするくらい狭いです
そこを上がっていくと、お、カウンター席があります
「いらっしゃいませ」
お、狭い厨房から店主と思わしき人の声がしました
本当にここで合ってるよね?
不安になるような狭さです


12:20くらい到着、先客4名くらい
「煮干ラーメン(750円)」の食券を買います
食券機のすぐそばの空いてる席に座ります
奥の方あいてたけど、奥の方まで行くのがめんどそうです
だって狭いんだもの
カウンター席の後ろは人が通るスペースすらありません
後に見る光景ですが、奥の人が出る時は手前の人が立って入り口付近まで行って通路を空けてました
びっくりするくらい狭い
これが今までで一番狭いです
負けず劣らず厨房も細長くて狭いんですけど、強面のおやっさん一人で切り盛りしてます
客は黙っていて、AMのつまらんラジオが流れてるだけ
ちょっと緊張感漂います
カウンターの上にある布巾と水のポッドをちょいと端によけて、僕が喰うスペースを作ります


さぁ待ってる間、店内の壁に書いてある能書きを読みます
1杯につき50gの煮干しを使ってるとか、麺がこーだとか書いてある
讃岐うどんからヒントを得た極太麺、それからいったん麺を使ってるとのこと
あぁ、2種類の麺を使ってるんですね
慣れてきたらオーダーの際に2種類の麺の比率を変えてくださいね、だって
全部いったん麺にされる方、参りました。なーんて書いてあります
気になります


待つこと10分くらい、来ました

いやぁ、食欲をそそる一杯ですね
これがいったん麺か!
ということで、まずは恒例のスープ堪能タイム
念願のにぼにぼ♪
もうスープに金色の粉末が大量に浮いてます
テンションあがりますね
ズズズ・・・・
ん?確かに煮干し基調ではあるけど、そこまでにぼにぼしてるか!?
煮干し嫌いな人でも喰えるんじゃなかろうか
鶏の旨味を十二分に感じます
舌に残る清涼感溢れる煮干しの風味
エグみも多少あればあったで楽しもうと思ってたのですが、全くない!!!
さすがに煮干しを使いなれてるだけのことはあります
いや、これ旨いですねぇ
煮干しと鶏の旨味が濃縮されてます
ただ、もっとにぼにぼを予想してたので肩透かしを食らった感じはある
僕の舌が麻痺してるだけなんすかね
RDBとかでも「すごい煮干し感」なんていう意見が結構多いんですけどね
麺処遊@鶯谷とかの方がにぼにぼしてるとは思う
伊藤は喰ったことないから比較出来ないですけど
まぁでも「にぼにぼ感=旨さ」ではないですからね
ここのスープはめちゃ旨いです
本当に、これは万人に受け入れられるスープだと僕は思いますよ


では、まぁ極太麺からいきましょうか
太縮れ平打ち麺です
うん、味は完全にうどんですね!!!
讃岐うどんからヒントを得た、とありますがうどん粉とか使ってるんでしょうか
柔らかさといい、味といい、完全にうどんです
これは僕にはハマらなかった
スープとあんま絡んでないしね
独立した味になってる気がしました
では、次にいったん麺です
これすごいですね
太さ、というか幅?
6cmから7cmくらいあります
これがもうねぇ、素晴らしい!
麺の表面積がでかくて煮干しの粉末が大量につくからなのか、麺を喰うと口から鼻まで煮干しの風味がプワーンと駆け抜けます
それが痛快、というか快感すぎます
これはいい!
さらに麺を喰った後にスープをすすると小麦の香りも相まって素晴らしい味になる
いやぁ、いったん麺いいじゃないですかぁ
次来る機会があったら、全部いったん麺にすると思います
お店に参りました、なんて言われてみたいよねw


最後に具いきましょうか
なーんの処理もしてない青ネギがポロポロと
これはこんなんでも計算しつくされた具ですよね
こういうスープと抜群に合います
スープを飲んで途中途中でこれ喰うことで口の中さっぱり、にぼ感がダレることを防いでくれます
これあるとないじゃ大違いです
海苔はまぁ普通
チャーシューは多少肉臭かったかな
まぁ別に目玉じゃないですからね


幸せな気持ちいっぱいでスープ飲みほして完食です
丼にはでっかく「凪」と書かれてました
ごちそう様と言って丼をカウンター越しに店主に渡すと一言
「完食ありがとうございます」
とっても嬉しい一言ですね。
こんな自分の好みで作った一般受けしないらーめんを全部食べてくれてありがとうってとこでしょうか
いやいや、おいしかったです
「また来てくださいね」
(Y´∀`)< はい、また来ます!
強面ではありますが、すごーく感じのいい店主さんでした


78点
ニボニボ感という点では物足りないのは正直なところ
極太麺はイマイチだったというのが正直なところ
しかし、それ以外は僕の好みに合ってました
いったん麺はすごくおいしかったです
もちろんスープも、店主さんの接客も
慣れると狭い店内の雰囲気さえも愛せそうです
いやぁ旨かった
西新宿の凪はまた少し違った感じらしいので、早めに行きたいですね


帰り、初めて副都心線に乗りました
発車の音楽がどれも個性的でした
面白かったです