麺や 庄の@市ヶ谷

有名店に行こうキャンペーン
去年の12月に続いて2回目の訪問です
友人と熟女を連れてやってきました
ん、というより熟女を連れて歩く友人を連れてきた感じか
井の庄@石神井公園が5店舗ほど支店を出すということで、練馬に続き2店舗目、立川店が19日にOPEN
そのプレオープンとして今日明日は合計1200名を無料で招待ということだったのでそっちでもよかった
だけどまぁ交通費高くつくし、庄つながりでこっちでいいやーって


前回は普通に「らーめん(こってり)」を喰った
ごくありふれた豚骨魚介ながらも当たり前のことをきっちりやってる店で非常に完成度が高かったのを今でも鮮明に覚えてる
この店の特徴は月に2種類出る「創作」だ
前回訪問時は和牛スープカレー・ヌーヴォー、しびれ豚骨つけ麺が創作としてあって非常に魅かれた
ということで、今回は通常のつけめんとか和え麺ならぬ油そばとかパスして創作を喰うことに!


13:30到着、外待ち4名ほど
よく4人で済んだなぁという印象
さて今月の創作は・・・
「梅と穴子の玄米茶で煎じた冷し潮らーめん」
「メキシコ産 辛チョコつけ麺」
ぬわ!迷う!
普通に考えたら上なんだろうけど、でもチョコつけ麺が喰える貴重なチャンスだし・・・
麺屋武蔵が2月にガーナとコラボして各店オリジナルチョコつけ麺を提供してたりしてたんだよね
でもなー、冷静に考えて僕チョコ好きじゃないし・・・
上にしました
9月のこの時期に冷やしらーめん初体験ってのもなんだかしっくりこなかったけど、庄のなら安心です
いやぁ、なんだか人生初の冷やしは緊張しますなぁw
ということで「梅と穴子の玄米茶で煎じた冷し潮らーめん(980円)」の食券を奢ってもらいました
さすが友人


10分くらい待って着席
ささ、冷やしらーめんってどうやって作るんだろうね!
すごく気になり厨房内をガン見します
「冷やし入りまーす」といって麺を湯から上げてすぐに水に通す
その後、厨房端の氷水につけてしっかり揉む
ちゃんと冷やさないとだめなんだねー
そうこうしてるうちに厨房奥から冷やし用の丼持って店員さんがやってきた
中にはもうスープが入ってるみたい
そうか、もう奥の方でスープ作ってきちゃうんだ
奥には冷蔵庫とかあったから、おそらく出汁のゼリー状のものを冷水で溶かしてたりしてたんでしょう
そこに麺が投入されて、具が豪華に盛りつけられます
「お待たせいたしました、創作の冷やしです」

ほほ〜、旨そうすなぁ!
トッピングが豪華です!
すごく緊張します
何からやればいいのかわからないw
ま、まずは蓮華を手にとってスープを一口
・・・あ、そんなに冷たくはないんだね
「冷たい」ってより、まぁ「冷やし」って感じだわ
味はねぇ、なんかお寿司屋に来た気分
煮干しとかカツオ出汁ってのはかすかに分かるんだけども、後味がねぇ、初めての味だよね
まぁお寿司屋って感じさせたのは穴子だってすぐ気付いたんだけど
「潮らーめん」ってことだけど決して「塩らーめん」ではない
これ穴子の出汁とかスープに入ってるんだろうか
そうだとしたら面白い素材だよなぁ
とにかく後味が斬新なんです
へ〜、こんな味がらーめんのスープにあったのかー
感心しながらごくごくとスープを飲み進めます
面白いですねw
こんなにも穴子の味がするのはあれか、この炙った穴子から出てる油分のおかげなのかしら
提供直前に穴子をバーナーで炙ってましたからね
やってることも本格的な寿司屋みたいですw


さて、トッピングの宝庫ですね
ひとつずつ吟味していきます
まず目についたのが画像右側にある氷!
これはスープがぬるくなるのを防ぐ役割ももちろん担ってるんでしょうが、何より普通の氷じゃない
おそらくスープの出汁を凍らせた「出汁氷」なんでしょう
これが溶けるにあたって味が微妙に変化していく
おそらく元となってるスープとは出汁は違うと思いますよ
と思って氷かじってみたけど、全然わかんねwww
まぁ浮遊させときゃいいやw
次、やっぱり炙った穴子に目がいきます
これねぇ、僕滅多に穴子とか喰わないしむしろそんなに好きじゃないんだけどね
トッピングとしての穴子が意外といける
小骨も全くないしね
それに生臭さが全くない
こういう澄み切ったスープに油分を垂れ流してるのはちょっとどうかと思うけどね
まぁそれが確実に後味にいい影響を及ぼしてる訳だし、具としは正解なんだろうけど
気持ちの問題ね、せっかく綺麗なスープが汚染されてく〜みたいに思ってしまう
汚染っていっても、旨い油なんだけどw
まぁこの炙った穴子が旨い、と
奥にこっそりと焼きネギがありました
焼きネギはそんなに好きじゃないのでさっさと喰ってしまいましょう
はい、麺と一緒にペロリ!
次に目につくのは、これ海というか潮っぽいですね〜w
とろろ昆布プラス揚げた麺
さながら海辺の岩肌をアートしてるかのような芸術品です
とろろ昆布を少しだけスープに溶かして、揚げ麺と一緒にすくって麺を喰らう
これにハマってしまってねw
なんだかとろろ昆布が旨いだのどうこうじゃなく、これも気持ちの問題?
磯を喰ってるような気分で一気に夏っぽくなる
そして揚げ麺がポキポキ
なんだか幸せになってきちゃったよ僕
このアーティスティックな具は僕は好きですねぇ
味がどうこうじゃなく、ね
別に旨いとは思わなかったけど食感と気持ち
心から満たしてくれました(笑)
さ、次、キュウリがあるのでこれも麺と一緒に喰っちゃおう
ポリポリポリ、旨いね、冷やし中華みたい
次、チャーシュー
これも見事に炙った豚チャーシューなんだけども、これこそ海水汚染だわ
肉汁は別にスープにいい影響及ぼしてる訳でもないし
さらにこういうチャーシューはちゃんとあったかいらーめんと一緒に喰った方が絶対旨いと思うんだよね
案の定喰ってみても思った以上にトロトロしてないし味もしみてない
冷やしにはやっぱり鶏のモモ肉とかにするべきだと思うの
油分も少ないし、トロトロさで勝負とかはなからしてないしね
このチャーシューは疑問でした
半玉はおいしくいただきました
まあ別になくても全体的に差し支えはない
んで、大葉!
これで麺を包んで喰うと旨かったね〜♪
全体的にも彩あたえてるし
んで、紀州の梅さん
この梅がデカい
果肉と一緒に麺を喰うんだけど、これまたサッパリしてて美味しい♪
夏!って感じだねー
ただ果肉自体はよかったんだけど少し梅自体がかたくて果肉を裂きにくかった
冷たい汁に入ってるとそうなってしまうのかね
いやぁ、豪華絢爛な具材達でした


で、これらの具を随所で麺と一緒に喰う訳だけども、その麺
ここも三河製麺らしいっす
細ストレートでチュルチュルいけて旨いです
別に麺単体で主張してくる訳じゃないけど、全ての具とまんべんなくマッチしていたなぁというのが食べ終わった時の感想
これが少しでも変な麺だと全体のクオリティがガクっと下がってしまうからね


で、メニュー名にもある「玄米茶」だけど、これの存在が残念ながら最後まで分からなかった
おそらくスープをさっぱりとさせてくれてたのでしょう


78点!
旨かったっていうより、「面白かった」「綺麗だった」「楽しめた」
味覚以外にも視覚や気持ちの部分で楽しませてくれました
初の冷やしということだったけど、冷やし全然アリです
「冷たいらーめんは邪道!」ではありません、断言する
ただ、穴子が後味に来るスープは珍しいし確かに旨かったし奥も深いし複雑だったけど、例えばここの豚骨魚介に比べたらスープ単体ではやっぱり味は負けてしまう
全く別のジャンルなんですけどね
隣で喰ってる熟女のつけめん喰ったし割った後のスープも飲んだけど、やっぱりこれ旨いもん
本当にお腹が減ってる時にあなたはどちらを飲みたいかと問われたら有無を言わさずに豚骨魚介を選ぶ
まぁそれはしょうがないんだけどね
だってレギュラーメニューだもの
比較することが間違ってる
なんかバッシング始まっちゃったけど、いやいやこの創作本当に良かったですよ
創作でしか出来ないことを非常に高いレベルで実践していたと思う
だって誰が冷やしに穴子プラスしようと思いますか?
そのアイデアに脱帽です


「この冷やしらーめん、どうでしたか?」
スープまで完食した丼をカウンターに上げると、フルーツポンチの村上似の店員さんに突然聞かれた
僕は焦ってしまったw
(Y´∀`)< あ、いや、穴子が冷やしにすごく合ってておいしかったです・・・
なんて無難なコメント!間髪いれずすぐに質問し返す
(Y´∀`)< これ、穴子ってスープの出汁に使ってるんですか?
「いや、スープ自体は煮干しや鰹節の魚介が中心なんです」
やっぱりそうだったのか
じゃぁあの不思議な後味を演出してるのはやっぱり炙った穴子から出てくる油分、というか魚汁か
「来月は秋刀魚を使った創作を提供しますので是非ご来店ください」
なんて感じのいい接客なんだ!
他の客にはそんな食後の会話とか一切なかったのに僕達にだけ話しかけてくれるなんて嬉しいじゃねーかよー
まぁ来月都合が良かった行くお
秋刀魚を使ったらーめんは創新麺庵 生粋@池袋で喰った時にめちゃんこ旨かったですからね


外に出ると2時を回っているというのに外待ち8名くらいいた
さっきより混んでるやんw
いやぁいい店ですなぁ
ちなみにつけめんも柚子風味が効いていながらも濃厚な豚骨魚介で旨かった
さすがにレベル高いわこの店
チョコつけ麺も喰ってみたいけどね