麺処 銀笹@新橋

昨日分です


よ・う・や・く・行けた!!!
フジテレビONE・TWOで絶賛放送中のラーメンWalkerテレビで一目惚れした店
たまーにあるよね、店の内装とらーめんの見た目だけで「絶対に旨い」と断言できる店が
それがこの銀笹でした
能書きは後述するとして、早速本編へ


14:20到着、先客6名
新橋から築地方面へ歩いて徒歩6分程度でしょうか
ガソリンスタンドの裏のひっそりした路地裏にあります
「旨いらーめん屋は路地裏にある」の法則!
塩らーめんと白醤油らーめんで迷いました、本当に迷いました
でも、この店の特徴を味わうには塩の方がいいかなーと思って、「銀笹塩ラーメン(800円)」と「鯛飯(300円)」の食券を購入
店内は黒ときどき赤みたいな色調の内装で非常に和を尊んでいます
テーブルには既にもうお盆が設置してあって、カトラリーも置かれています
席につくとグラスが置かれ、テーブルの上にあるお茶をセルフで注ぎます
このお茶、麦茶より薄いなんかのお茶です
氷とか入ってなくて常温
なんだかさみしいけど、まぁ常温で飲むのが正しいお茶なんでしょう
厨房と客席は完全に壁で分かれています
ピキーン!
「厨房から直接作り手がらーめんを手渡さず、厨房から客席まで女の子の店員が運んでくる店は旨い店が少ない」の法則!
しかし落ち着いた、らーめん屋とは思えないような店内がその不安を一掃させてくれます


さてさて、このお店なんですけど今流行りの”料亭系らーめん”
今勝手に自分でネーミングしましたけどw
和食とかで経験積んだ人が修業の成果をらーめんとして発揮するのが今ブームなんですよ
らーめん屋として独立してくれればいいけど、たまにガチの料亭で麺類出して「鯛そば」1800円!とか存在するから親近感こそ湧かないけど
しかも麺類のみの注文お断りとかで
でもらーめん屋として独立してくれれば、行く機会があるってもんよ
ってことで、このらーめん屋の店主も和食で18年修業した方
鯛茶漬けに自信を持ってるそうで、ここかららーめんを開発
ここがこの店の面白いところで。
さりげなく「鯛飯」とかいう食券買ったけど、まぁ何を隠そう麺を食べ終わったらスープをここにかけてお茶漬けにして食べるのだ
そこまでなららーめん屋ならごくありふれたアイディアだが、この店はこの鯛茶漬けを美味しく食べてもらおうということで、ここから逆算した
つまり、鯛茶漬けに合うスープを作ったというのだ
らーめんスタートじゃなく、鯛茶漬けスタート
だから面白いのだ
鯛茶漬けに合うスープだというのに、食後の300円の贅沢をケチってらーめんだけ喰って帰るようではこの店に来た価値はない
それでは阿呆である
それではそこらへんにいる、ただのらーめん好きである
ラーメンフリークであるからには1100円という大枚を払ってでも、この店でらーめんと鯛茶漬けのフルコースを楽しむべきである


薬味を最初に持ってきて、その後らーめんとご対麺

見てください、この丼の形!
左の方がすぼまっています!
これ、喰ってる途中にここに蓮華を置くと安定して素晴らしいことに気付くんですけど、そのためじゃない!
これ、食後に鯛飯にスープを注ぐためにすぼまっているんです
丼の形からして食後に茶漬けする前提!
見たかこの店の鯛茶漬けに対する気合い!
ここまでしてもらって食後に鯛茶漬け喰わない奴はまじで阿呆ですよね
ってことでスープから
澄んだスープ、こういうスープはときどきあるますよね、お吸い物みたいっていつも形容してる気がしますが
すんなり身体に染みわたるスープ、これは和食の経験積んだってことが素直に頷けます
以前のお吸い物系スープ・・・銀ダラ搾り@五ノ神製作所、柚子塩麺@麺屋ひょっとこ、醤油らーめん@臨機
麺は極細麺を合わせておけば無難で問題ないのにちょっとツルツルめの中細麺
ちゃんと麺にまでスープの風味がうつっています
何か工夫でも施されてるんでしょうかね、おいしいです
スープを丼の上で切って、なるべく麺単体での味を確かめようとしましたが、その秘訣は分かりませんでした
いつもの調子でスープ飲みまくってると鯛茶漬けにするだけのスープが余りませんので、ここはぐっとこらえてスープ我慢
麺とトッピングを食べていきます
糸唐辛子はまぁいいとして
薬味は岩海苔と揚げネギ
どちらも香ばしくておいしかった、茶漬けのために残しておけばよかった
チャーシューはとても柔らかい、箸で裂ける
鯛のつみれは食感も豊かでした。味自体はまぁまぁかなぁ
麺屋海神@新宿のそれとたいして変わらんわ
一番驚いたのはネギと水菜
今までにないくらいシャキシャキ感!
きっと和食の頃からのこだわりで、新鮮でいい野菜を使っているんでしょう
調理方法も何からーめん屋では知りえないようなことをしているんでしょう
・・・ということで、後に鯛茶漬けを美味しく食すために、この上質なトッピングを鯛飯の方に好きな分うつしていきます
この作業が楽っしいw
真っ白な鯛飯がどんどん彩られていきます!
トッピングする美的センスも問われますね!
ということで、

こんなに真っ白だった鯛飯が、スープをかけるとこんな贅沢な一杯に!
ちなみに、お茶漬けにした後にも丼にスープ残ったのでこちらを飲もうとすると、底の方には鯛の白身らしきものがたくさん沈んでいた
スープにも鯛そのものをたくさん使ってるんですかね〜
出汁に鯛煮干を使うとかは経験ありますけど・・・
ってことで鯛茶漬けを喰ってみる
まず一番最初に思うのは、「なんで俺らーめん屋で鯛茶漬け喰ってるんだろう」という疑問に悩まされる
しかし、旨いのは確かだ
この鯛茶漬けがどんくらい旨いのかは知らん、だって鯛茶漬けクラスタじゃないものw
でも、らーめん屋でシメでこの旨さレベルのものを喰えるっていう幸福感が素晴らしい
300円払う価値は確かにある
でも絶賛するほどではないというのも事実だなぁ
どうせなら熱々のスープで喰いたかった
でもこれはどうしようもない
あと、思い出されるのは小学校の移動教室で食べた鯛茶漬け
この時の鯛はほぐした身じゃなくて生の刺身だった
これがとってもおいしかったのを今でも覚えてる
なので、今回もできれば刺身の鯛で喰いたかったなぁ
これ改善してくれないかなぁ
まぁらーめんのスープと合うのかは不安だけれどもw
ということで、お腹いっぱいでごちそうさま


79点
1100円というCPは考えない
というか、らーめん一杯で1100円な訳じゃないからね
フルコース食べるのはお高くつくけど、でもその分贅沢はできる
自信を持って知り合いに勧められる店である
鯛茶漬けに関してはちょっとハードル上げすぎたかなぁw
いや、でも丁寧だしいい店ですよ
昼営業終わりに寸胴の中のありとあらゆる魚のアラを全部捨てていた
夜の部は新しいアラを使うのかなぁ
中休みを店がするのはこういうメリットもあるのかと知らされた
そんなことどんな店でもしてることかもわからんけど
同じような系統の店として、料亭らーめんを出してるのは餐 くろき@浅草橋
ここの塩らーめんもさながら、味噌らーめんに興味津々である
もしくはタンメン!迷う!
早く行きたい〜