めん徳二代目つじ田@麹町

リベンジです
それは去年のことでした。めん徳二代目つじ田がものすごく高い評価を得ていたので、その中でも評価の高い神田御茶ノ水店までわざわざ地下鉄を乗り継ぎ行きました
和を基調とした店らしく、店内の文字は全て縦書き、飲み物は水ではなく京都の番茶、と徹底されていました
客の半数以上がつけめんを頼むのに、当時の僕はなぜか時代の風潮に逆らって、仰々しいメニューの中で750円と一番安い「らーめん」を注文したのでした
しかし出てきたらーめんは普通以下のらーめん。京都の番茶もまずいときた。
すだち付きのつけめんを喰ってる客がすだち臭くて腹立てながらぬるいらーめんを喰ってた。
その日からです、僕がつじ田の「旨さ」を知りたいと心のどこかで思っていながらもつじ田を嫌い始めたのは・・・


しかし、ラーメンShowにつじ田三ツ矢堂製麺のコラボが出店すると聞いて思い出したのです
そうだ、つじ田はつけめんの店だったんだ!
ここのつけめんを食べずしてどうする!


まぁShowでつじ田コラボを喰うか否かの判断をするために予習として喰いに来ました
一応本店扱いの麹町にある店に


久しぶりに地下鉄乗ったよ
永田町とか人生初かもしれん
んで、麹町降りてすぐにありました
店の外に行列ないの確認して一安心
つけめん(880円)と大盛り(120円)の食券をポチ
相変わらずたっけーつけめんだよ
電車賃合わせたら一杯1320円。
大盛りにしても300gくらいだからな、本当につじ田は価格設定が強気
その割にらーめんまずかったからムカついてるんだよなぁ
二代目特製つけめんなんて1200円するからね
腐ってやがる


カウンター8席、13:55入店で先客6名
食券を提示します
つけめんはあつもりに出来ないとのこと
まぁ店のこだわりだから仕方ないでしょう
ひやもり喰うの吉左右以来だ
狭いカウンターには楊枝や蓮華やティッシュの箱がせせりだしてる
俺が喰うスペースないじゃん!何この業務体系!
隣の人にバレないようにいろいろと横によけましたw
神田御茶ノ水店と同じくドリンクタンクみたいな感じで水がセルフであります
あれ、本店は番茶やってないんだ
別に旨くないからいいけど
にしても狭い


スープが配膳されます
麺が来るまでのタイムラグ、約1分
こういう小さなことの積み重ねでつじ田の印象が悪くなる

すだちが乗ってるだけでこうも画がスッキリするもんなんだね
さて麺だけ頂きます
三河製麺のつけめんにしては細い麺
うん、ツルツルシコシコ!すごいつるつる!隣の女性2人組も同じこと言ってた!つるつる!
小麦の香りも少しだけぷわ〜んとします
のどごしも良い
あ、この麺はいいわ
でも別に自家製麺じゃないし、つじ田の実力っていうか三河製麺がすごいだけ
ではつじ田が作ったスープにつけておいしゅう麺を頂きます
うわ〜普通の豚骨魚介だよ〜
さらに言及するならちょいあっさりめ。さらさらしとる
壁には能書きがタラタラ書いてあって、「厳選の豚、比内地鶏、魚介、羅臼昆布、利尻昆布・・・」みたいなことが書いてある
比内地鶏のおかげか分からないけど他の豚骨魚介とは確かに違いはある
食べなれたスープではないことは確かだ
だけど別にガツンと来るものもない
麺の小麦っぽさもスープにつけるとなくなってしまった
おいつじ田ふざけんな、三河屋に謝れ


さてここからがつじ田の謳う本番です
つじ田 つけ麺流儀」とかいうのが貼ってあって、そこにはこんなことが書かれてある
「最初はそのまま麺を喰え、三分の一喰ったらすだちを麺にかけて混ぜて喰え、最後の三分の一になったら黒七味をかけて喰え」的なことと、
「京都祇園 黒七味とは、創業元禄十六年(一七0四)以来、・・(中略)・・厳選した七種類の材料(唐辛子・山椒の実・白ごま・黒ごま芥子の実・麻の実・青のり)から少しずつ丁寧に手作りで製造されてます」(ほぼ原文ママ
うーん、実にどうでもいい能書きですね
でもこのままダレダレスープで喰ってても面白くないので言われるがまま麺にすだちを搾ります
種の処理に手惑いました
つじ田ちゃんと種抜いておけよ!
んで、麺を言われるがままに混ぜる
ダレスープにつける。喰う。
くわ!これは新しい!
すだちが見事に豚骨ベースのダレスープを引き締めてる!いやすごい
全体的な味がキュッとしまるんだよね
決して動物系臭さを柑橘系で消してるんじゃなくて、柑橘をプラスすることで完成させてる、みたいな
今まで柚子を使ってるらーめん屋なんて死ぬほどあった
でもすだちはなかったわ、ここだけだと思う
こんな発想を思いついたつじ田すげぇ
これぞ本当に「和」な一杯ですよ
ひやもりでもそれを感じさせない何かがあった
あつもりやってない理由も分かる気がする


さて、残り僅かになったのでつじ田様の仰せ通り、黒七味とやらをふりかけてみます
パラパラパラ・・・
いざ食します。
喉の奥がピリピリしてきました。さてつじ田様はこの後僕をどうしてくれるんでしょう
・・・?何も起こらない
味も変わらない。香りも変わらない。喉がヒリヒリするだけだ
おいつじ田ふざけんな、何が厳選素材の黒七味だ
まぁ味が変わらないだけいいんだけど。今の状態は旨いから


スープ割りを頼みます
豚骨っぽさが再び押し出されたスープとなってます
マイルドな感じで非常においしい
さっきは普通の豚骨魚介だったのに、スープ割りするとものすごくレベルが上がる
不思議なスープだ
ちなみにこのスープはすだちっぽさがない
すだちを搾ってみたものの効果なし
割りスープが強力なんでしょう
旨いから許す


店を出ると外に待ち4人
あーら、これまた不思議
いい時間帯に来ました


いやー、後半は非常に楽しめました
味はいいんだけど、CPの圧倒的低さがなぁ
だから頻繁に行こうとは思わないんだよ
77点!
せめてつけめん800円、大盛りはもうちょっと量を増やして100円にしてほしい
そうすれば80点越えするでしょう


で、問題の三ツ矢堂製麺とのコラボですよ
つじ田はすだちのつけめん。三ツ矢堂はスープ自体が柚子風味
でもコラボするとしたら三ツ矢堂が小麦麺でスープがつじ田だろうからなぁ
柑橘系って一歩間違えるとものすごくまずくなるからなぁ
このコラボは地雷な気がする
よし、つじ田はこの想いでをそのまま心にしまっておこう
これ喰うんだったら佐野JAPANの醤油喰うわ
佐野JAPANっていうチープな名称が気に入ったw


六厘舎&頑者コラボ、富山ブラック 麺家いろはは喰うの確定
佐野JAPANどうしようかな〜
一杯700円だし後悔したくないから3杯喰おう
おなかいっぱいでも佐野JAPANなら腹入るだろうでしょう